「ホムンクルス」の版間の差分

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'''ホムンクルス'''(ラテン語:homunculus:小人の意)と呼ばれるものには以下のものがある。
#[[錬金術|錬金術師]]によって作られる人工生命体造人間。または転じて人造人間そのものを指す
#古い時代の[[生物学]]での前成説において、人間の[[卵]]または[[精子]]の中に入っているとされた人間の雛形。1.からイメージを借りたもの。[[胚発生]]を参照。
#[[体性感覚]]において[[脳機能局在論]]による脳皮質の該当区分のこと。[[体性感覚]]を参照。
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[[ファイル:Faust_image_19thcentury.jpg|thumb|200px|ホムンクルスを作り出す[[錬金術師]]。]]
'''ホムンクルス'''('''Homunculus''')とは、[[ヨーロッパ]]の[[錬金術師]]が作り出す人工生命体造人間または、その生命体を及び作り出す技術のことである。
 
製法は[[ルネサンス]]期の錬金術師[[パラケルスス]]の著作 ''De Natura Rerum'' (『ものの本性について』)によれば、[[蒸留器]]に[[人間]]の[[精液]]を入れて(それと数種類の[[ハーブ]]と[[糞]]も入れる説もある)40日密閉し腐敗させると、透明で人間の形をした物質ではないものがあらわれる。それに毎日人間の[[血液]]を与え、[[ウマ|馬]]の胎内と同等の温度で保温し40週間保存すると人間の子供ができる。ただし体躯は人間のそれに比するとずっと小さいという。<ref>『錬金術と錬金術師』(フィギエ)に引用された[[ラテン語]] ''De Natura Rerum'' の訳 『錬金術』(セルジュ・ユタン [[白水社]]1972年 ISBN 4560055254)</ref>