「MiG-29 (航空機)」の版間の差分

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[[ファイル:DPRK MiG-29.jpg|thumb|250px|朝鮮人民軍のMiG-29]]
[[日本]]ではMiG-29は特に[[朝鮮民主主義人民共和国]]の戦闘機として知られている。同国へのMiG-29の配備は1980年代から始められたとも言われるが、その真相は長らく不明であった。その中で、[[2003年]]3月にアメリカ軍の[[RC-135 (航空機)|RC-135]][[偵察機]]に対して同国軍のMiG-29と[[MiG-23 (航空機)|MiG-23]]が迎撃、威嚇したことが大きく報ぜられていた。その際に撮影された映像から、同国軍は能力向上型のMiG-29 «9.13»系の機体を保有することが判明した。すなわち、ソ連国内向けの派生型であるMiG-29 «9.13»かMiG-29S «9.13A»、あるいはその輸出型のMiG-29SE «9.13SE»である。前2者はいずれもソ連の存在した時代には国内のみへの配備であり、後者はソ連崩壊後に販売に入った機体であるため、いずれの機体であれ、朝鮮民主主義人民共和国への輸出時期はソ連崩壊後、恐らくは[[1990年代]]中盤であったということになる。他方、北朝鮮の朝鮮中央テレビでは、1988年にMiG-29を輸入し、金日成親子が機体を視察したとする番組を放映した
 
[[21世紀]]初頭にはロシアから[[スーダン]]へMiG-29 12機が輸出されたが、スーダンでは政府の支援すると見られる[[アラブ]]系武装勢力による[[アフリカ]]系住民の[[虐殺]]問題 ([[ダルフール紛争]]) があるため、ロシアの行動は国際的な非難を浴びた。しかしながら、ロシアは輸出するMiG-29は対地攻撃能力がないため問題はないと主張し、予定通り輸出を行った。その結果[[2003年]]末から翌[[2004年]]6月にかけて計10機のMiG-29EShと2機のMiG-29UBが[[An-124 (航空機)|An-124 ルスラーン輸送機]]によって輸送され、スーダン空軍の第2戦闘迎撃飛行隊に配備された。