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古くは、宮は[[皇族]]の住まいを指し、宮司は春宮・中宮などの宮につかえる官のことを指した。後に神社の造営や徴税を行う者のことになり、さらに祭祀を行う神職者のことを指すようになった。
 
地方における特筆すべき宮司としては、中世期・熊本県の中部一帯を支配し、九州一円や朝廷まで影響力があった[[阿蘇氏]]の存在がある。
 
阿蘇氏は「大宮司」の職位を得て、代々、[[朝廷]]から[[従二位]]や[[正三位]]などの[[冠位]]を与えられていた。
 
明治以降の神社制度の下では官幣社・国幣社の長のことを指した。第二次大戦後、[[社格]]がなくなってからは、広く一般の神社の長を指すようになった。