「主食」の版間の差分

m (→‎比較文化論: 適宜改行されていないと読み難いので。今後の改善のためにも、必要な処理と思います。)
== 比較文化論 ==
{{独自研究|section=1|date=2013年4月}}
主食は、その地域に生活する人々が活動に必要なエネルギーを取るために食べているものだが、どのような作物が主食として選ばれるかは、それぞれの国や地方の[[食文化]]によるところが大きい。基本的には、日々一定量の供給が必要な[[好気呼吸]]の材料となるものが、食事成分としては量的に重要である。これは[[炭水化物]]、特に[[デンプン]]質として取り入れる例が多く、デンプンを主体とした種子([[穀物]])や[[根菜]]など、あるいはその加工品である例が多い。また、全般的に主食には淡白でかすかに甘みのある味の食物が用いられることが多い。その一方では、[[豆|マメ類]]を主食としている地域は殊のほか少なく、「主に食べられている作物」ではあっても、主食として呼び得るかが微妙な傾向も見られる。ただ、[[栄養学]]的な見地から見て、そのいずれもが語義どおりに「主食」たりえるかについては、議論の余地がある。たとえば、[[エスキモー]]など[[狩猟]]民族では[[肉]]や[[魚]]が主食と見なされているが、日本や欧米諸国で通常行われる調理方法で食べているわけではない。彼等は古来よりから肉や魚をもっぱら生食する習慣があるため、人間の生命維持のために必要不可欠な[[栄養素]]の不足が生じないよう、その経験から巧みに回避してきた。
 
ただし、実際の食生活においては、栄養学的観念よりも、むしろ食事スタイルによって主食が決定される場合が多い。すなわち、味付けをしない米飯を、味付けを濃くした[[副食]]と組み合わせて食するという、日本をはじめ米を主食とする地域で広く行われている食事スタイルである。麺類は一般に主食と考えられるが、時には米飯のおかずとされ副食扱いされるのは、このためである。また日本では、貧しい層は米が食べられなかった時代、あるいは[[飢饉]]や戦争時に、[[雑穀]]の飯や[[サツマイモ]]、[[すいとん]]を主食とした時代があるが、副食と組み合わせて食べる雑穀の飯は主食扱いされたのに対して、単独で食する事ができるサツマイモやすいとんは「代用食」と呼ばれ正規の主食扱いされなかった。従って欧米においては、主食という概念があまり存在しない。例えば[[イギリス料理|イギリスの食文化]]では、日本人の視点からすればイギリス人が大量に食するチップス([[フライドポテト]])や[[ベイクドポテト]]、もしくは、料理と区別して出されるパンを主食にしているように見えるが、イギリス人自身の認識からすればチップスなどのジャガイモ料理はあくまで主菜の付け合わせという位置づけである。パンにしても、ジャムやバターを塗って食し、日本のように味のついた副食と一緒に食べるということをしない。しかし例えば、味付けしないパンや、茹でただけのジャガイモを、味付けした[[スープ]]その他の料理と一緒に食するというスタイル(かつての一般庶民は、長年にわたってこのような食事スタイルであった)など、日本の米飯と副食の組み合わせと類似する場合もある。
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