「大内晴持」の版間の差分

'''大内 晴持'''（おおうち はるもち、[[大永]]4年（[[1524年]]） - [[天文 (元号)|天文]]12年[[5月7日 (旧暦)|5月7日]]（[[1543年]][[6月9日]]））は[[周防国|周防]]山口([[山口県]])の[[戦国大名]]。[[多々良氏|多々良姓]][[大内氏]]当主[[大内義隆]]の養嗣子。実父は[[土佐国|土佐]]中村、[[土佐一条氏]]の[[一条房冬]]。母は房冬の側室であ、記述によった大内義隆の姉。実ては[[一条房家]]の四男で房冬の弟と記す記述ものもある。母は房冬の側室であった大内義隆の姉。

幼名は'''太郎'''。[[元服]]して'''一条恒持'''（つねもち）と称し、大内家の養子となると同時に[[足利義晴]]から一字[[偏諱]]を賜って'''大内晴持'''を名乗った。没後、養父の幕府への働きかけで[[足利将軍家|将軍家]]から一字が追贈され'''大内義房'''（よしふさ）となった。

3歳母方の時叔父にあたる大内義隆にまだ男子のがなかった大内義隆ため、3歳にしてその養嗣子となる。文武に秀で和歌や管弦などの雅な教養にも明るく、公家の名門[[一条家]]の血筋もあってなのか義隆に可愛がられた。

晴持の死後、義隆は幕府に工作して将軍家の[[通字]]である「義」の字を賜り、'''大内義房'''として弔った。このため、後世の系図には義房とも記されている。また、その死を哀れんだ人が晴持を社に祀り、大内権現（大内神社）として残っている。