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{{亡くなったばかりの人物|date=2013-07-20 16:48 }}
[[ファイル:Helen Thomas 2009.jpg|thumb|ヘレン・トーマス
'''ヘレン・トーマス'''('''Helen Thomas'''、[[1920年]][[8月4日]] - [[2013年]][[7月20日]])は、[[アメリカ合衆国]]の[[ジャーナリスト]]。57年間に渡って[[ユナイテッド・プレス・インターナショナル]](UPI)に勤務し、[[ホワイトハウス]]で[[ジョン・F・ケネディ]]以降の歴代[[アメリカ合衆国大統領]]の取材にあたってきた。
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誕生日が[[バラク・オバマ|オバマ]]と同じ[[8月4日]]のため、彼女が89歳の[[2009年]]には[[ホワイトハウス]]に招かれ共に誕生日を祝った<ref>[http://mainichi.jp/select/world/news/20090805reu00m030003000c.html 世界の雑記帳:米大統領が48歳に、同じ誕生日の89歳記者を祝福] [[毎日新聞]] [[2009年]][[8月5日]]</ref>。
クリントン大統領退任に際してホワイトハウスが作成したジョークビデオに、一人だけ会見場に座ってクリントンに「まだいたの
2013年7月20日、ワシントンの自宅で死去した<ref>{{Cite news | url = http://www.47news.jp/CN/201307/CN2013072001001726.html | title = 米ホワイトハウス名物記者死去 ヘレン・トーマスさん | agency = [[共同通信社]] | publisher = [[47NEWS]] | date = 2013-07-20 | accessdate = 2013-07-21 }}</ref>。{{没年齢|1920|8|4|2013|7|20}}。
== UPI退社にあたって ==
ヘレンはワシントン・タイムズの守旧的な論調ゆえに辞めたのかという声に対し、「'''NWCは[[文鮮明]]率いる[[世界基督教統一神霊協会|統一教会]]と関わりがあるからだ'''」と応じた<ref>[http://www.freedomforum.org/templates/document.asp?documentID=12482 Helen Thomas quits UPI over sale]</ref>。
== ブッシュ政権下の言動 ==
[[Image:Bushandhelenthomas.jpg|300px|ヘレン・トーマス(写真中央)とジョージ・W・ブッシュ(左)|thumb|right]]
伝統的にヘレンはホワイトハウス・プレス会議において最前列に座り、最初に質問を行っていた。しかし[[2006年]]に行われた彼女へのインタビューによれば、この伝統は彼女が最早通信社の代表者ではないという理由で終わりを告げた。以来彼女はプレス会議中は後列に座っている。なお、会見中彼女が前列に位置どるのは以前と変わらない。彼女は毎日のように指名されるが、従来のように「ありがとう、大統領閣下」と述べて会見を締めくくることはなくなった。どうして今は後列に座るのかと問われると、「彼らは私が好きじゃないのよ。…私は多すぎるほど質問をするから」と答えた。
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2006年[[3月21日]]、トーマスは3年間ぶりにブッシュ大統領から直接指名され彼女はイラクについて質問した。
{{Cquote|「質問したいと思います、大統領閣下。あなたが決断したイラク侵攻は数千人に及ぶアメリカ人とイラク人に死を招き、アメリカ人とイラク人に一生涯にわたる傷を負わせました。(侵攻にあたり)提示された全ての理由、少なくとも公にされたものについては、その全てが真実ではなかったと判明しています。私の質問は、あなたは一体なぜ戦争をしたかったのか、ということです。
ブッシュ大統領は対テロ戦争全体についてコメントし、侵攻の理由について「[[サッダーム・フセイン]]が査察を通じて全てを明らかにすることを拒んだからだ」と答えた。ヘレンは保守的なコメンテーターから彼女がブッシュ大統領に投げかけた質問に対し批判を受けた。
ヘレンはブッシュ大統領への意見を公然と述べている。職業ジャーナリスト協会での講演の後、サインを求めてきた者が訊いた「あなたはなぜ悲しそうにしているのか」との問いに対し彼女は「私はアメリカ史上最悪の大統領を取材しているのよ」と言った。彼女が答えた相手はDaily Breeze誌のスポーツライターで、彼女のコメントは出版された。その後40年以上にわたった経歴の中で初めてプレス会議で指名されなくなると、彼女は大統領に謝罪の手紙を送った<ref>Ann McFeatters, "Thank You, Ms. Thomas", ''Ms.'', summer 2006.</ref><!--She also told The Hill "The day Dick Cheney is going to run for president, I'll kill myself. All we need is another liar... I think he'd like to run, but it would be a sad day for the country if he does."-->。
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== 反イスラエル発言 ==
[[2010年]][[5月27日]]、ヘレンはラビライブ・ドットコムのインタビューで「ユダヤ人たちは[[パレスチナ]]から出て行け」「あの人たち(パレスチナ人たち)は占領されている。あれは彼らの土地だ」「(イスラエルに在住する)ユダヤ人たちは、[[ポーランド]]でも、[[ドイツ]]でも、[[アメリカ]]でも、どこへでも帰ればいい」と発言し、物議を醸した。彼女は後に謝罪したが、アメリカのユダヤ人団体「[[名誉毀損防止同盟]]」(ADL)が「十分な謝罪になっていない」と反発した<ref>{{
|url=http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100608-OYT1T00396.htm
|title=米の名物記者、反イスラエル発言で引退
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* ''Thanks for the Memories, Mr. President : Wit and Wisdom from the Front Row at the White House''(Scribner, 2003) ISBN 0-7432-0226-0
* ''Front Row at the White House : My Life and Times''(Scribner, 2000) ISBN 0-684-86809-1
* ''Dateline: White House''(MacMillan,
<references/>
== 外部リンク ==
{{
* [http://en.wikipedia.org/wiki/Image:Helen_Thomas_with_HKstudents.jpg Helen Thomas photo with Hong Kong students of 2007 Youth U.S. Space Camp on 3rd August 2007]
* {{Imdb name|id=0858915|name=Helen Thomas}}
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* [http://www.saudiaramcoworld.com/issue/200602/calling.helen.thomas.htm "Calling Helen Thomas"] in ''Saudi Aramco World''(Vol. 57, No. 2), which discusses Thomas impact on younger Arab-American journalists.
* [http://www.maniacworld.com/Helen_Thomas_Mad_at_George_Bush_Telling_Lies.htm Helen Thomas confronts Washington officials on the legality of wire tapping]
* [http://www.democracynow.org/2009/1/13/an_unconscionable_legacy_veteran_white_house “An Unconscionable Legacy”–Veteran White House Correspondent Helen Thomas on the Bush Presidency] - Democracy Now!
{{DEFAULTSORT:とます へれん}}
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