「疲労 (材料)」の版間の差分

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材料の疲労現象は古くから一部の技術者の間で経験的に知られていたが、19世紀中頃、当時普及しつつあった[[蒸気機関車]]の[[クランク (機械要素)|クランク]]や車軸が突然破損する事故が多発して以降、機械設計技術者に共通の問題としてとらえられるようになり、19世紀後半から20世紀前半にかけて理論と試験方法が整備された。
 
材料に対する「疲労」という用語を最初に用いたのはフランスの[[ジャン=ヴィクトル・ポンスレ]](Jean-Victor Poncelet)である。ジャスレは[[1825年]]頃から[[メス (フランス)|メス]]の兵学校で、材料の疲労についての講義をしていたといわれる<ref name = "絵とき「金属疲労」基礎のきそ"/>。ポンスレの疲労の発生機構の仮説は、繰返し荷重によって鉄の繊維状組織が結晶化して脆化することによる、というものであった。<ref name = "機械材料学_37"/>
 
文献記述としては[[1837年]]、ドイツのウィルヘルム・アルバート(Wilhelm Albert)が、[[鉱山]]の鉄製チェーンの疲労に関する実験結果を報告したものが最初である。
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<ref name = "疲労設計便覧_220-221">[[#疲労設計便覧|「疲労設計便覧」pp.220-221]]</ref>
<ref name = "高強度鋼の超高サイクル疲労に関する研究動向_1">[[#高強度鋼の超高サイクル疲労に関する研究動向|「高強度鋼の超高サイクル疲労に関する研究動向」p.1]]</ref>
<ref name = "機械材料学_37">[[#機械材料学|「機械材料学」p.37]]</ref>
 
<ref name = "A Rational Analytic Theory of Fatigue">[[#A Rational Analytic Theory of Fatigue|「A Rational Analytic Theory of Fatigue」]]</ref>
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|edition=初版
|ref=疲労き裂
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* {{cite book|和書
|author=平川賢爾、大谷泰夫、遠藤正浩、坂本東男
|title=機械材料学
|publisher=朝倉書店
|date=2004-12-05
|edition=第1版
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* {{Cite journal | 和書