「子供服」の版間の差分

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'''子供服'''(こどもふく)とは、[[子供]]用に考案・製造された[[衣類|衣料品]]のこと。ここでいう子供とは、衣料表記上16歳未満、身長160[[センチメートル|センチ]]以下(実質サイズ上は中学生以下、市場的には主に小学生以下)の者のことを指す。性別に女児用・男児用とも存在す分かれているが、男児用は期を除が着用することも多く、一部の通販サイトでは「男女児兼用」と女児用に分ば若者る例もある。更に日本市場で販売されている子供服は身長別に50、60成人・・160、170と「10刻み」でサイズが表記されることがほとんど(ただし一般的にベビー服の最大サイズである「95サイズ」及び、女児用のカジュアルウェア最大サイズされる「165サイズ以外大差ないこ5刻みである。)で、年齢層別に0歳から3歳までの乳幼児を対象し、[[おむつ]]着用を前提に設計されている50から95サイズまでの服を「[[ベビー服]]」、おむつ多く取れた頃の3歳から小学校入学後の8歳までに当たる100から130サイズまでの服を「トドラー服」本項小学校中学年へ進級する8歳から中学校を卒業する16歳未満まは主当たる130から165(女児用につい)・170(男児用)サイズまでの服を「ジュニア服」とし説明す細分化されている。
 
[[肥満|肥満体]]用のサイズはサイズ数値の後に「B」もしくは「E」と記される。また、[[学生服]]も中学生や高校生が着用するものであっても子供服と同様に身長別・体型別に10刻み(140cm以上は5刻み)で表記されることが多い。以前は年齢表記(4歳、8歳、12歳など)で表記されており、[[アメリカ合衆国]]で販売されている衣料品は未だにこの表記である。
[[中世]]以前の服装は、[[身分]]により区別されており、「[[大人]]とは異なる子供服」という、年齢により区別される衣料が開発されたのは[[身分制度]]が解体した[[17世紀]]以降のことである。ただし中世欧州では、形態的な子供用の服という区別は無いが、幼児には赤・黄等原色系、青少年には緑色等、着る者の年齢によって、よく使われる配色の別は存在した<ref>河出書房新社『図説ヨーロッパ服飾史』 ISBN 9784309761404</ref>。
 
ベビー服やトドラー服の多くは、子供らしさや可愛らしさを前面に出したコンセプトでデザインされているが、男児用のジュニア服はデザイン面において若者・成人用のカジュアルウェアとサイズ以外は大差ないことが多い。
明確に子供用の服というコンセプトの子供服が作られ始めたのは、19世紀の欧米と見られているが、当時の古写真に見る子供服は、男女児服の区別が明確でなく、男児であっても[[リボン]]や[[レース]]の装飾を施された[[ドレス]]や[[チュニック]]を着用していることもある(但し、これは肖像写真を残すことができた、富裕層の子弟だけの流行である可能性もある)。明確に男女児服の区別がされていくのは、[[ビクトリア時代]]に流行したセーラー・スーツ着こなしに於いて、ボトムスが区別されてからである。
 
子供服女児用多くは、子供らしさや可愛らしさを前面ジュニア服出したコンセプトでデザインされた。ただおいても[[1990年代]]後半から以降単純に子供らしさだけを強調することが避けられ、実年齢よりも年上っぽく見えるような[[若者]]服のデザインコンセプトを取り入れる傾向がある。そのような服は、デザイン面で中高生用の物と遜色が無い物も多く、現在では子供服というカテゴリーだけではくくりきれない例が増えている。また、カジュアルなものは大人用の服と比べて締め付けの少なさ、動きやすさ、洗濯の容易さ、価格の安さなどから小柄な成人女性が普段着・室内着として着用することもある。
 
介護が必要な[[障がい児]]用として、100サイズ以上でもおむつが着用でき、点滴の管を容易に出し入れできるように設計され、自分で立てない状態でも脱ぎ着しやすく設計されてる子供用の介護服は「バリアフリー子供服」と呼ばれている。
また、カジュアルなものは大人用の服と比べて締め付けの少なさ、動きやすさ、洗濯の容易さ、などから小柄な成人女性が普段着・室内着として着用することもある。
 
[[中世]]以前の服装は、[[身分]]により区別されており、「[[大人]]とは異なる子供服」という、年齢により区別される衣料が開発されたのは[[身分制度]]が解体した[[17世紀]]以降のことである。ただし中世欧州では、形態的な子供用の服という区別は無いが、幼児には赤・黄等原色系、青少年には緑色等、着る者の年齢によって、よく使われる配色の別は存在した<ref>河出書房新社『図説ヨーロッパ服飾史』 ISBN 9784309761404</ref>。
 
明確に子供用の服というコンセプトの子供服が作られ始めたのは、19世紀の欧米と見られているが、当時の古写真に見る子供服は、男女児服の区別が明確でなく、男児であっても[[リボン]]や[[レース]]の装飾を施された[[ドレス]]や[[チュニック]]を着用していることもある(但し、これは肖像写真を残すことができた、富裕層の子弟だけの流行である可能性もある)。明確に男女児服の区別がされていくのは、[[ビクトリア時代]]に流行したセーラー・スーツ着こなしに於いて、ボトムスが区別されてからである。
 
女の子用の服は、デザイン面で中高生用の物と遜色が無い物も多く、現在では子供服というカテゴリーだけではくくりきれない例が増えている。
 
== 日本の主な子供服メーカー ==
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* [[リオ横山ホールディングス]]
* [[丸高衣料株式会社]]
* [[ナルミヤ・インターナショナル]]
 
== 脚注 ==