「大和言葉」の版間の差分

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例えば[[種田山頭火]]の俳句は大和言葉だけからなっている。例を挙げると
 
:分け入っても分け入っても青い山
 
:また見ることもない山が遠ざかる
あの雲が落とした雨にぬれている
 
泣いて戻りし子に明るき我が家の灯
:あの雲が落とした雨にぬれている
 
:泣いて戻りし子に明るき我が家の灯
 
 この自由律の俳句には漢語は含まれず和語のみからなっている。どの単語も全て奈良時代に使われ、現在まで変わらずに使い続けられた言葉である。種田山頭火は古語だけを選んで俳句を作ったのではなく普段使っている言葉を使っただけだ。大和言葉だけからなる文章は国家『君が世』や文部省唱歌『早春賦』や美空ひばりの『川の流れのように』などのように容易に見つけることができる。現代は漢語や外来語が多く使われているがこころや感情を表現する場合には日本人は今でも大和言葉を使って表現していることを示している。
 
== 脚注 ==
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