「国分川 (千葉県)」の版間の差分

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=== 貯留施設の整備 ===
[[画像:Kokuburiver-chosetsu.jpg|thumb|250px|right|none|整備中の国分川調節池]]
国分川・春木川の洪水に対し、真間川流域総合治水対策の一環で'''国分川調節池'''の整備を進めている。場所は国分川と春木川の分派地点から下流約1,200mに渡り、両川に挟まれた市川市稲越町・東国分3丁目付近一帯に位置し、計画面積は24.2ha、計画貯留量は303,000立方メートルである。上流区域(上池)・中央区域(中池)・下流区域(下池)に分かれ、正確には前者2つ(213,000立方メートル)が国分川に係るため「国分川調節池」、後者(90,000立方メートル)が春木川に係るため「春木川調節池」という名称だが、まとめて国分川調節池と総称される。1994年(平成6年)度より事業着手し、用地取得を開始した。[[2000年]](平成12年)度に用地取得完了部分から掘削工事に着手。当初は2010年(平成22年末の終了予定だったが、春木川の市道橋架け替えが遅れたため[[2012年]](平成24年)度に掘削工事が完了し、周辺道路整備が開始されている。
 
一方で国分川調節池は市内では貴重な水辺空間になるため、上部利用について[[2001年]](平成13年)度より「国分川調節池整備検討委員会」(行政主導)・「国分川調節池を考える会」(市民主導)を発足させ、整備方針の検討が行われている。[[2003年]](平成15年)に「人と生き物の輝く池を次の世代に手渡そう」というテーマを基本方針とした国分川調節池整備基本計画を策定した。市民からは健康志向の高まりからスポーツ施設利用の要望も出され、最終的に自然復元ゾーン、自然ふれあいゾーン、散策・休息ゾーン、管理・駐車場ゾーン、多目的利用ゾーンの5つに定められた。2007年(平成19年)度には周辺住民公募で「国分川調節池を育む会」を発足させ、各ゾーンの詳細を検討している。調節池の掘削工事完了に伴い、2012年(平成24年)度に中池広場から実施設計が始まった。[[2013年]](平成25年)10月にその一部について整備工事が開始、翌年度より供用開始される予定。これを皮切りに[[2017年]](平成29年)度までに下池広場までの上部整備を概ね終了させる事業スケジュールを組んでいる<ref>[http://www.city.ichikawa.lg.jp/common/000132976.pdf 第13回国分川調節池を育む会(資料)]</ref>。中池と下池の間の道路には、2014年(平成26年)度に桜の植樹も予定されている<ref>[http://www.city.ichikawa.lg.jp/cgi-bin/kaigi.cgi?filename=kaigi_121207.txt&count_c=21 市川市議会会議録 2012年12月第4日目(12月7日)]</ref>。