「カルバニア物語」の版間の差分

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; アンヌ・バスク
: タキオの後妻。かつては酒場の女給だったところをタキオと知り合い、一人息子のアトスを設け、後にタキオの部下にしてフランの養い親のカフとその父ハルの協力でめでたくバスクの領主夫人に。
: 自分達と同じ庶民であり、何の身分もない者に仕えたくないと、バスクの領主館で働くメイド長ジャンヌをはじめとする部下のメイド達から息子のアトス共々、徹底的に無視されるという一種のイジメを受けるが、それでも女給として働いた経験上、働く女性の苦労が理解できるので彼女達をクビにはせず、カルバニアに住むエキューの所で働くメイド達と入れ替えるという提案をするなど、実子であるフランを養育費も渡さずに使用人のカフに押し付けた自己中心的なリアンダと違って常に周囲に気を配り、鈍感で空気を読まないタキオをサポートしていく優しく忍耐力のある夫人。一癖も二癖もある登場人物の多いこの物語の中では数少ない人格者の一人である。
; アトス・バスク
: アンヌとタキオの息子にしてフランの異母兄弟。リアンダとの愛のない夫婦生活よりも愛するアンヌとその息子であるアトスを溺愛し、正妻の子であるフランを無視してカフに育てさせるタキオにはいつも悩んでいた。