「ハイエナ」の版間の差分
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== 生態 ==
一般にハイエナには、「[[サバナ (地理)|サバンナ]]の掃除人」として死肉を漁るという印象が強い。実際、中型のカッショクハイエナやシマハイエナは、狩りをするより腐肉をあさることの方が多いが、ブチハイエナの食物は、(腐肉も確かに含まれるものの)大半が自分たちで捕えたものであり、狩りで仕留めた食料を[[ライオン]]に横取りされる場合が多い。イギリスの生態学者 H.Kruuk の研究では、[[セレンゲティ国立公園]]のブチハイエナは、
巣穴にある骨は非常食である。ハイエナは、硬い骨も噛み砕けるほど顎の力が強い。食料が無い時には、これらの骨を食べ飢えをしのぐ。ハイエナの群れのリーダーはメスであり、メスのリーダーの長女が群れのリーダーを継ぐことが常識的になっている。そのため、オスは群れの中で順位が低い。
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現生のハイエナ科には、4属4種が含まれる。
; [[ブチハイエナ]] ''Crocuta crocuta''
: 赤道付近の熱帯雨林を除いたサハラ砂漠以南のアフリカに広く分布する。鳴き声が人間の笑い声に似ているため「笑いハイエナ Laughing Hyaena」の異名をもつ。その名のとおり、灰色の体に黒い斑点があるのが特徴である。頭胴長
; [[カッショクハイエナ]] ''Parahyaena brunnea''
: 以前はシマハイエナと同属の''Hyaena brunnea''とされていた。アフリカ南部(南アフリカ西部、ナミビア、ボツワナ、西・南ローデシア)に分布する。頭胴長
; [[シマハイエナ]] ''Hyaena hyaena''
: 分布はサハラ砂漠以北のアフリカ北部・東部からアラビア半島までの中東、インド、ロシア南西部に及ぶ。サハラ砂漠やアフリカの砂漠では見られず、草原や半砂漠に生息する。頭胴長
; [[アードウルフ]] ''Proteles cristatus''
: 他のハイエナ類とは大きく異なった形態や生態をもつ小型のハイエナ。別名ツチオオカミ。東および北東アフリカと南アフリカに分断された分布域をもつ。頭胴長
== ハイエナにまつわる逸話 ==
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