「雨量計」の版間の差分

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'''雨量計'''(うりょうけい Rain gauge)は、[[雨]](降水)の量を計る機器である。
 
基本的な測定方法は、[[漏斗]]型の'''受水器'''(日本では直径20cmのものが標準的)を用いて降水を機器内に導き、その量を測ることで[[降水量]]を求めるものである。
 
寒冷地では、受水器などの降水に接する部分に[[電熱|電熱線]]、加熱油などを用いたヒーターを備えることで、[[雪]]、[[霰]]といった氷晶による降水も測ることができる機能を持つものが用いられている。また、受水器に入る直前・直後の雨滴・氷晶が風で飛ばされて観測に誤差が生じるのを防ぐために、受水器の入り口周辺に'''助炭'''(語源は[[囲炉裏]]・[[火鉢]]の保温・燃料節約用の覆い)と呼ばれる小型の防風柵が取り付けられることもある。