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アザラシ科は10属19種からなり頭蓋骨や四肢骨の特徴からモンクアザラシ亜科とアザラシ亜科に分けられる。モンクアザラシ亜科に属する種は主に南半球に、アザラシ亜科に分類される種は北半球に生息する。
 
日本近海には5種のアザラシが生息しているが彼らは「すみわけ」をしているように見える。大雑把に言うと[[ワモンアザラシ]]は氷や流氷の多い地域に多く、大型プランクトンと小型魚類を食べている。[[アゴヒゲアザラシ]]は流氷の移動する浅い海域を好み底性の魚類やカニ・貝を食べている。[[ゴマフアザラシ]]と[[クラカケアザラシ]]はこれらより南に分布し、冬から春にかけては流氷上で出産する。流氷期が終わると[[ゴマフアザラシ]]は分散して沿岸で生活するが[[クラカケアザラシ]]は外洋で回遊する。[[ゼニガタアザラシ]]はその南に分布し流氷のあまり来ない北海道から千島列島の結氷しない地域で暮らす。以上が日本近海のアザラシの分布の定説であるが、[[2002年]]に東京都の[[多摩川]]に出現し日本を騒がせた[[アゴヒゲアザラシ]]の[[タマちゃん]]のように定説どおりに動かないアザラシも少数おり、日本各地に出現するケースも稀にある。「[[:Category:著名なアザラシ]]」に例が挙げれる。
 
==繁殖==