「はてしない物語」の版間の差分
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{{Otheruses|ミヒャエル・エンデのファンタジー小説|ゆうきまさみのエッセイ漫画|ゆうきまさみ#漫画作品}}
{{Portal|文学}}
『'''はてしない物語'''』(はてしないものがたり、{{
== 概要 ==▼
大まかに分けると2部構成となっており、前半では本の中の登場人物であるアトレーユの視点からバスチアン (Bastian) が本の中の世界、「ファンタージエン」の崩壊を救い、後半ではバスチアン自身がファンタージエン国に呼ばれ、本当の自分を探す物語となっている。▼
[[岩波書店]]発行の日本語版でも、本の中に登場する『はてしない物語』と同じく、実際の[[ハードカバー]]での装丁はあかがね色で、[[ヘビ|蛇]]がお互いの[[尻尾]]をくわえた''アウリン''の模様がある。さらに、文字も現実世界の部分はあかがね色、ファンタージエンの部分は[[緑色]]に刷り分けられている。▼
[[岩波少年文庫]]として文庫化された際には、上下巻の2分冊となり、文字色は黒色の1色刷りで、ファンタージエンの部分は本文の上部に装飾を施す形で表現されている。▼
== あらすじ ==
『[[ネバーエンディング・ストーリー]]』として映画化され、シリーズにもなったが、シリーズ第1作のラストはエンデの意図に沿わないものであった。彼はこれを嫌い、訴訟まで起こした。また、2作目以降は原作のストーリーとはほとんど関係ないストーリーになっている。▼
▲大まかに分けると2部構成
== 登場人物 ==
;バスチアン・バルタザール・ブックス (Bastian Balthazar Bux)
:現実世界に住むデブでのろまな少年。いつもいじめに遭っている主人公。イニシャルはBBB。ファンタージエンでは美少年に姿を偽る。
;カール・コンラート・コレアンダー (Karl Konrad Koreander)
:現実世界に住む、[[古書店|古本屋]]の店主。イニシャルはKKK。
;幼ごころの君 (The Childlike Empress)
:ファンタージエン国の[[女王]]。「望みを統べたもう金の瞳の君」とも呼ばれている。
;ブルッブ/ユックユック/ヴシュヴーズル/ピョルンラハツァルク
:ファンタージエンの危機を幼ごころの君に伝えにいく使節たち。順に、鬼火・ 豆小人・夜魔・岩喰い男。
;カイロン (Cairon)
:[[ケンタウロス]]。名高い医術の達人。幼ごころの君からアウリンを預かり、アトレーユに届ける。
;アトレーユ (Atreyu)
:緑の肌族の少年。物語前半の主人公。ファンタージエンの危機を医師カイロンに告げられ、「救い主」を求めて大いなる探索の旅に出る。
;アルタクス (Artax)
:アトレーユの[[ウマ|馬]]。
;太古の媼モーラ (Morla the Aged One)
:ファンタージエンのあらゆる生き物より、年をとった生き物。「憂いの沼」に生息している。
;幸いの竜フッフール (Falkor, the luckdragon)
:真珠貝色の鱗を持つ、[[龍|東洋の龍]]のような姿の[[ドラゴン|竜]]。常に希望と幸福と共にあり、青銅の鐘のような声を持つ。
;群集者イグラムール
:死の山脈にある奈落の裂け目に棲む。無数の虫が文字通り群れて様々な姿をする。1時間で死ぬがファンタージエンの望む所へ行けるようになる毒を持つ。
;南のお告げ所のウユララ (Uyulala in the Southern Oracle)
:静寂の声。声だけの存在であり、彼女(?)に語りかけるときは、韻を踏んで詩にしなければならない。
;エンギウック/ウーグル (Engywook/Urgl)
:地霊小人の夫婦。夫のエンギウックはウユララについての研究をしており。妻のウーグルは薬草を扱うのが得意。
;リル/バウレオ/シルク/マエストリル
:それぞれ、北・東・南・西を勢力範囲とする、大風坊主。
;グモルク (Gmork)
:[[狼男|人狼]]。自分の世界を持たない者であり、ファンタージエンを破滅させようとする者に仕えていた。大いなる探索の旅に出たアトレーユを追跡する。
;さすらい山の古老
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:透明なガラスのように見える石。ある扉を封印していて、その名を唱えることで石が光を取り戻すと共に、扉の封印がとける。また、封印を解いたものがいま一度終わりから始めへとその名を唱えると、百年分の光を一瞬のうちに放つという。
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* 『はてしない物語』 [[上田真而子]]、[[佐藤真理子 (翻訳家)|佐藤真理子]]訳、[[岩波書店]]、1982年
* 『はてしない物語』上下
▲[[岩波書店]]発行の日本語版[[ハードカバー]]でも{{要説明|date=2013年8月|何に対して「も」? 原書?}}、本の中に登場する『はてしない物語』と同じく、
▲[[岩波少年文庫]]として文庫化された際には、上下巻の2分冊となり、文字色は黒色の1色刷りで、ファンタージエンの部分は本文の上部に装飾を施す形で表現されている。
== 派生作品 ==
{{main|ネバーエンディング・ストーリー}}
▲『[[ネバーエンディング・ストーリー]]』として映画化され、シリーズにもなった
2作目以降のストーリーは原作のストーリーとはほとんど関係がない。
=== シェアワールド ===
{{main|ファンタージエン}}
『はてしない物語』を[[シェアワールド]]化した小説群『[[ファンタージエン]]』がある。
{{DEFAULTSORT:はてしないものかたり}}
[[Category:1979年の小説]]
[[Category:ドイツの児童文学]]
[[Category:ドイツのファンタジー小説]]
[[Category:ミヒャエル・エンデ]]
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