「メニュー (コンピュータ)」の版間の差分

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なお、[[グラフィカルユーザインタフェース|GUI]]環境におけるメニュー([[ウィジェット (GUI)|ウィジェット]])を初めて実装したコンピュータは[[ゼロックス]]の[[Alto]](正確には[[暫定Dynabook]])だが、これはポップアップ式のものであった。現在のGUI環境で使われるプルダウンメニューを初めて実装したのは[[アップル インコーポレイテッド|アップルコンピュータ]]の[[Lisa (コンピュータ)|Lisa]]である。
 
==CUIの場合==
[[MS-DOS]]などのかつての[[キャラクタユーザインタフェース|CUI]] 環境においてのメニューは、メニュー内の各項目が[[キーボード (コンピュータ)|キーボード]]の[[数字]]や[[アルファベット]]のキーと対応しており、選択したい項目の番号ないし記号を入力することにより処理を進めることができる。一方で[[MidnightCommander]]など、グラフィカルなコマンド(グラフィカルシェル)においてはGUIとほぼ同じメニューが存在する。
 
==Mac OSの場合==
[[グラフィカルユーザインタフェース|GUI]] 環境である[[Mac OS]]では、メニュー項目が[[デスクトップ]]の上部にあって横一列に常時表示され'''メニューバー'''と呼ばれる。アプリケーションを切り替えると、メニューバーの項目(メニュータイトルとも)も切り替わる。メニューの各項目を[[マウス (コンピュータ)|マウス]]で[[クリック]]するとその下にサブメニューが展開され(さらにその中にもサブメニューがある場合もある。サブメニューを展開することを「メニューを開く」と表現する)、サブメニュー中の項目をクリックすると処理を行うことができる。アプリケーションによっては、ウィンドウのなかに機能を呼び出すボタンがついていたり、メインウィンドウの他に機能を表すボタンが並ぶパレットウィンドウがあり、これを選択して処理を実行することもある。[[OS X|Mac OS X]]では[[Dock]]のアイコンを[[クリック|プレス]]してアクティブでないアプリケーションのメニューを呼び出したりもできる。
また、一部の[[ワープロソフト]]において[[フォント]]を見た目のままメニューに表示し、フォントの選択を容易にする[[WYSIWYG]]フォントメニューという機能も存在する。
このほか、[[ソフトウェア]]によってはメニューを切り離し、パレットウィンドウとして自由に配置できるティアオフメニューという機能がある。Mac OS X 以前のOSが持つ「アプリケーションメニュー」がまさにその好例といえよう。
 
なお、かつてはメニューバーをプレスしたら[[ドラッグ・アンド・ドロップ|ドラッグ]]でメニュー項目を選択する必要があったが、Mac OS 8からは現在のようにクリックでメニューを開き、さらに項目をクリックすることで操作が出来るように改良された。この機能をスティッキーメニューという。
 
==Windowsの場合==
[[Microsoft Windows|Windows]]においては、Mac OSとは異なり各[[アプリケーションソフトウェア|アプリケーション]]の[[ウィンドウ]]の上部にメニューがあり、各項目が横一列に並んでいる。メニューを選択する場合、マウスを使う代わりに、キーボードを使って選択することもできる(Windowsの場合は、Altキーを押しながら、メニュー内に下線付きで示されたアルファベットもしくは数字のキーを押すと選択したことになる)。
 
==バリエーション==
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: 入力欄がついたもので、メニューにない選択肢を利用できる。
; [[コンテキストメニュー]]
: 画面上のアイテムを指した状態で右クリックすることで呼び出されるメニュー。状況に応じてメニューの内容が変わる。円形メニュー
 
==CUIの場合==
[[MS-DOS]]などのかつての[[キャラクタユーザインタフェース|CUI]] 環境においてのメニューは、メニュー内の各項目が[[キーボード (コンピュータ)|キーボード]]の[[数字]]や[[アルファベット]]のキーと対応しており、選択したい項目の番号ないし記号を入力することにより処理を進めることができる。一方で[[MidnightCommander]]など、グラフィカルなコマンド(グラフィカルシェル)においてはGUIとほぼ同じメニューが存在する。
 
== メニューバー ==
'''メニューバー'''はいくつかの[[コマンド (コンピュータ)|コマンド]](命令)をカテゴリごとに分類しリスト形式にしたもの。メニューバーはOSに関係なく横一列に表示された各項目を[[マウス]]や[[タッチパネル]]などの[[ポインティングデバイス]]で[[ポイント・アンド・クリック|選択]]することでコマンドを実行する。
 
[[グラフィカルユーザインタフェース|GUI]] 環境である[[Mac OS]]では、メニュー項目が[[デスクトップ]]の上部にあって横一列に常時表示され'''メニューバー'''と呼ばれる。アプリケーションを切り替えると、メニューバーの項目(メニュータイトルとも)も切り替わる。メニューの各項目を[[マウス (コンピュータ)|マウス]]で[[クリック]]するとその下にサブメニューが展開され(さらにその中にもサブメニューがある場合もある。サブメニューを展開することを「メニューを開く」と表現する)、サブメニュー中の項目をクリックすると処理を行うことができる。アプリケーションによっては、ウィンドウのなかに機能を呼び出すボタンがついていたり、メインウィンドウの他に機能を表すボタンが並ぶパレットウィンドウがあり、これを選択して処理を実行することもある。[[OS X|Mac OS X]]では[[Dock]]のアイコンを[[クリック|プレス]]してアクティブでないアプリケーションのメニューを呼び出したりもできる。
 
===Mac OSの場合===
[[グラフィカルユーザインタフェース|GUI]] 環境である[[Mac OS]]でのメニューバーは、[[デスクトップ]]の上部に常時表示される。アプリケーションを切り替えると、メニューバーの項目(メニュータイトルとも)も切り替わる。
 
また、[[OS X|Mac OS X]]では[[Dock]]のアイコンを[[クリック|プレス]]してアクティブでないアプリケーションのメニューを呼び出したりもできる。
 
また、一部の[[ワープロソフト]]において[[フォント]]を見た目のままメニューに表示し、フォントの選択を容易にする[[WYSIWYG]]フォントメニューという機能も存在する。
このほか、[[ソフトウェア]]によってはメニューを切り離し、パレットウィンドウとして自由に配置できるティアオフメニューという機能がある。Mac OS X 以前のOSが持つ「アプリケーションメニュー」がまさにその好例といえよう。
 
なお、かつてはメニューバーをプレスしたら[[ドラッグ・アンド・ドロップ|ドラッグ]]でメニュー項目を選択する必要があったが、Mac OS 8からは現在のようにクリックでメニューを開き、さらに項目をクリックすることで操作が出来るように改良された。この機能をスティッキーメニューという。
 
===Windowsの場合===
[[Microsoft Windows|Windows]]や、それを模倣した[[Xウィンドウマネージャ|ウィンドウマネージャ]]や[[デスクトップ環境]]のメニューバーは、[[アプリケーションソフトウェア|アプリケーション]]それぞれの[[ウィンドウ]]上部にメニューが配置され、各項目が横一列に並ぶように表示される。Mac OSとには無い機能として「アクセスキー」<ref>{{cite web|url=http://support.microsoft.com/kb/406949/ja|title=W31:アクセスキーとショートカットキーについて|accessdate=2013年8月23日}}</ref>という機能が存在する。Mac OSの「フルキーボードアクセス」との違いは、Altキーを押しながら、メニュー内に下線付きで示されたアルファベットもしくは数字のキーを押すことで、該当するメニュー項目を直接クリックした時と同様の効果が得られることである。そのためアクセスキーはメニューバー専用のショートカットキーのバリエーションのひとつと考えることもできる。ただしすべてのメニュー項目にアクセスキーが設定されているとは限らない。
 
== 脚注 ==
{{Reflist}}
 
==関連項目==
*[[グラフィカルユーザインタフェース]]
 
{{GUIウィジェット}}
 
{{DEFAULTSORT:めにゆ}}