「平衛之」の版間の差分

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*平衛之は力が強く、十人前の仕事ができた。あるいは、子どもの頃に山で育ったから、サルでも熊でも皆、平衛之の仲間で仕事を手伝ってくれるとされた。恐ろしい山人を仲間にして、仕事を手伝わせていたという話もある。
 
*水無集落を少し下った所に横倉集落があった。横倉の斎藤半之蒸も鬼半蒸と言われ、鬼平之に負けないくらいの力持ちであったとされる。あるとき、2人は物見山(853m)から良鉱山までソリで薪を運ぶ競争をした。普通の人は、高さ150cm横150cmの1釜の薪を1往復運ぶのがやっとのところを、2人とも2釜の薪を3往復したという。その日一日では2人とも合計40釜を運び引き分けであった。2人とも呪文を書いた巻物を懐に入れていたと言われている。
 
*斎藤半四郎の息子が半之蒸である。半之蒸は子どもの頃から力が強く鬼平之と比べられていた。半之蒸は将来を嘱望されて、相撲取りになったが、福島の半田という所で巡業中に打ち所が悪く命を落とした。半田には半之蒸の墓があると伝えられている。