「ペーパードライバー」の版間の差分

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== 概説 ==
[[日本]]では[[公共交通機関]]の充実している大都市圏(特に[[首都圏 (日本)|首都圏]]、[[京阪神|京阪神都市圏]])においては自動車を所有しなくても日常生活に支障をきたす事は少なく、むしろ高額な駐車場代など費用面で高くつくことから、自家用車を運転しない者はさして珍しくない。
 
更には2000年代以降、経済的理由等<ref>その他の理由は[[若者の車離れ]]の項に詳述あり</ref>により自動車を買えない・維持できない若者が増加した(「[[若者の車離れ]]」)ため、ペーパードライバーの割合も増加し、さほど珍しい存在でもなくなった(1990年代まではペーパードライバーはどちらかと言えば珍しかった
 
運転免許取得者がペーパードライバーになるか否かは、通勤・業務・私用などでの必要性の有無、居住地の公共交通機関の利便性、自身や家族の経済力の有無、地域のガソリン代・駐車場代などの維持費の多寡、など色々な要素が絡んで決まる。
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ペーパードライバーは(運転しないので)[[ゴールド免許]]であることが多く、運転免許更新時には優良運転者として講習時間が短くなるなどのメリットもある。
:なお、ペーパードライバーなら必ずゴールド免許であると決まったわけではない。運転していなくても該当する交通違反行為もあるからで、飲酒運転者への車両の提供や酒類の提供、飲酒運転車両への同乗などがそれである。
 
== 運転の忌避 ==
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多くの国において、少なからぬ大企業がリスクマネジメントやビジネス上の観点から企業首脳の通勤や移動のために[[運転手]]を手配している。
 
また、自動車運転の資格や制度は国・地域毎に大きく異なり、自国では運転免許を取得済みでも国外の赴任先で有効な運転免許が容易に取得できるとは限らなかったり、右側通行/左側通行の違いや道路事情をはじめ、自動車運転自体にまつわる文化土壌や習慣が異なることもある。そのため国際的な展開をしている企業では国外の事業所に赴任した幹部(地域によってはヒラ社員も)の移動のために、現地の運転資格を持つ(主に現地人の)要員を確保することも多い。
 
この様な形で自分自身で自動車を運転することが無くなった企業幹部も、事実上のペーパードライバーとなる。