「シャコ目」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
Yulin Zhang (会話 | 投稿記録) 編集の要約なし |
事実とやや異なる記述に加筆。文脈に従い内容を一部整理。 |
||
20行目:
}} <!-- このテンプレートは、PJ:BIOでの議論に基づき、Bot(User:Point136)により移行されました。 -->
'''シャコ目'''(シャコもく、蝦蛄目)または'''口脚目'''(こうきゃくもく)は、[[節足動物門]]甲殻亜門軟甲綱トゲエビ亜綱(シャコ亜綱)に分類される分類群。日本などでよく食用にされる[[シャコ]]などが含まれる一群で、「シャコ類」と簡単に言うこともある。絶滅群の多いトゲエビ亜綱で、唯一現生種を含む目であ
なお、エビ・カニの仲間である軟甲亜綱に
== 形態 ==
一見、同じ[[甲殻類]]である[[エビ]]類にも似るが、エビ類は[[カニ]]類その他とともに真軟甲亜綱という別亜綱に属し、両者の類縁関係はかなり遠い。
全長が30cmを超える大型の種から数cm以下の小型種までを含む。
体は細長い筒状で腹面はやや扁平。頭胸部は小柄で、腹部の方がよく発達する。尾部と尾脚は幅広くなっており、遊泳や穴掘りに利用する。
先端には二対の[[触角]]とよく発達した[[複眼]]が突き出す。
▲エビ・カニの仲間である軟甲亜綱には[[アナジャコ]]や[[エビジャコ]]など名前や姿がシャコ類に似たものがあるが、最近では名前の後半が「~ジャコ」となっているものはシャコ類ではないもの、「~シャコ」となっているものはシャコ目のもの、と統一されつつあるので、語尾に注意すれば覚えやすい。
== 生態 ==
ほとんどは海産で一部に汽水性のものがある。
== 分類上の特徴 ==
シャコ目は、分類上重要とされる付属肢(触角や脚など)の形態が、一見似ているエビ類などと大きく異なっているため別の亜綱として分けられている。一見よく目立つ鎌状の鋏のような特徴は、カニのハサミ同様、単に肉食に適応して一部が巨大化しただけとも言えるもので、目立つほどには付属肢構造の根本的な違いとは言えない。真の違いはもっと目立たない部分にある。甲殻類は通常2対の触角を持ち、それぞれ前の方から第1触角、第2触角と呼び、普通は第1触角の先端部が'''鞭状部'''と呼ばれる非常に細い糸状になっていて、エビ類その他の軟甲亜綱ではこの第1触角の鞭状部が2本に分かれている。分かりやすく言えばエビなどのヒゲの部分であるが、この鞭状部がシャコ目を含むトゲエビ亜綱では3本になっている。さらにシャコ目では第2触角は短く、根元にある鱗片(りんぺん)と呼ばれる付属肢が大きなヘラ状に発達していて、頭部の左右に出ているのも特徴である。
48 ⟶ 50行目:
軟甲綱の祖先
│
├─コノハエビ亜綱(第1触角鞭状部は2本:[[コノハエビ]])古生代-現生
│
└─無名<ref>{{cite | title=Phylogenetic analysis of the Malacostraca (Crustacea) | first=S. | last=Richter | first2=G. | last2=Scholtz | journal=J. Zool. Syst. Evol. Research | volume=39 | year=2001 | pages=113–136 | url=http://www.aseanbiodiversity.info/abstract/51012459.pdf }}</ref>
195 ⟶ 197行目:
== 文化 ==
種名シャコをはじめ大型のもの
また熱帯産の小型種には体色の派手なものが多く、熱帯魚同様に観賞用として販売される。
そ
== 出典 ==
|