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以上の過程は、[[三界]](欲界・色界・[[無色界]])の階層構造とも関連している。上記の過程を通して、欲界(欲望を原理とする日常意識)は「散地」となる。色界は、初禅天・第二禅天・第三禅天・第四禅天の階層に分かれてゆく。無色界は空無辺処天・識無辺処天・無所有処天・非想非非想処天の階層(四無色定天)に分かれてゆくのである。それらは三界九地の階層をなすことになる。
 
[[釈迦]]の得た[[悟り]]というのは、この四無色定天をも超えた何らかの境地にあると後の人々から理解されている。仏典によれば、釈迦は[[出家]]してすぐ[[アーラーラ・カーラーマ]]や[[ウッダカ・ラーマ・プッタ]]師事するなどして、無所有処非想非非想処の境地に到達したが、そこで満足せず苦行を行い、さらに苦行を捨てて新しい行法を求めた、という。
 
初期大乗仏教では三昧を重視し、[[般若経典]]では「六[[波羅蜜]]行」や「百八三昧」等が説かれている。