「世俗主義」の版間の差分

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世俗主義は[[マルクス・アウレリウス]]や[[エピクロス]]のような[[古代ギリシャ]]=[[古代ローマ|ローマ]]の[[哲学者]]にルーツを持ち、[[ドゥニ・ディドロ]]、[[ヴォルテール]]、[[トマス・ジェファーソン]]、[[トマス・ペイン]]のような[[啓蒙思想|啓蒙思想家]]、そして[[バートランド・ラッセル]]、[[ロバート・グリーン・インガーソル|ロバート・インガーソル]]、[[アルバート・アインシュタイン]]、[[サム・ハリス]]のような現代の[[自由思想家]]、[[不可知論者]]、[[無神論者]]によって描写されている。
 
世俗主義を支持する目的は多様である。ヨーロッパでは世俗主義は宗教的伝統の価値観から離れ、社会が近代化へと向かう運動の一部であった。この種の社会的、哲学的世俗主義は国家が公式な[[国教]]へ支援を行い続けているあいだに起きた。[[アメリカ合衆国]]では、社会レベルでの世俗主義は一般的ではなく、それよりもむしろ宗教を国家の干渉から守るために国家世俗主義が推進されたと主張されている。世俗主義を支持する理由は一つの国の中でも立場によって異なる。
 
中近東では、[[汎アラブ主義]]([[シリア]]、かつての[[エジプト]]、[[イラク]])や[[議会制民主主義]]([[レバノン]]、新生イラク)、穏健派(あるいは[[現実主義]]的な)[[イスラム主義]](トルコなど)の国々を世俗主義(政権もしくは政府)と呼ぶ事が多い{{要出典|date=2012年11月}}。
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しかし一部の[[キリスト教原理主義|キリスト教原理主義者]]は、特にアメリカ合衆国では、世俗主義に反対する。かれらはしばしば今日採用されているのはラディカルな世俗主義イデオロギーであり、「キリスト教徒の権利」と国家の安全に対する脅威だと見なしている。現代でもっとも深刻な宗教原理主義はキリスト教原理主義とイスラム原理主義である。同時に世俗主義の重要な潮流の一部は、権利の平等が重要であると見なす宗教的マイノリティに由来した。フランス、[[インド]]、[[韓国]]、[[トルコ]]、アメリカなどは憲法で国教の廃止や世俗主義であることが明記されている「憲法世俗主義」である。
 
== 世俗社会 ==
[[宗教学]]において、現代の西洋社会は世俗的であると一般に認められている。これはおおむね完全な宗教の自由と、宗教が究極的には政策決定に指示しないという一般的な確信による。それでも、宗教的伝統に基づく[[道徳|道徳観]]は各国で重要なままである。例えば世俗社会の本質を描写したD.L.マンビーによれば、世俗社会は次のように特徴付けられる。