「プロパゲーター」の版間の差分

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===ファインマン図形のプロパゲーター===
プロパゲーターの最も共通な使い方は、[[ファインマン・ダイアグラム]]を使う粒子の相互作用の{{仮リンク|確率振幅|en|probability amplitude}}の計算である。これらの計算は、普通は運動量空間の中で行われる。一般に振幅はすべての'''直線'''に対するプロパゲーターの要素となる。すなわち、初期状態の入ってくる粒子もしくは、終了状態の出ていく粒子を表さないすべての直線は、プロパゲーターである。直線が交叉するすべての内部の頂点に対する理論の{{仮リンク|ラグランジアン<!-- リダイレクト先の「ラグランジュ力学」は、[[:en:Lagrangian mechanics]] とリンク -->|en|Lagrangian}}の中の相互作用項に比例し、同じ形をした要素をも得ます。これらの前提は'''ファインマン規則'''(Feynman rules)として知られている。
 
内部の直線は仮想粒子に対応する。プロパゲーターは、古典力学の運動方程式では禁止されているエネルギーと運動量の組み合わせでは消滅しないので、仮想粒子は{{仮リンク|オフシェル|en|off shell}}(off shell)であることが許されるという。実際、プロパゲーターは波動函数を逆とすることにより得られるので、一般にはオンシェルでは特異点を持っている。