「堕天使」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
有足魚 (会話 | 投稿記録)
Ann Clara による 2013年6月2日 (日) 10:20(UTC)の版に差し戻し
20行目:
聖書によると、天界において[[神#一神教|神]]のエデン園のケルブとして、また、比喩的にはティルスの王として(エゼキエル28章13、16節)描かれ、彼に「自分は神をも凌ぐ力を持っているのではないか」という驕りが出てしまったと記述している。そのため、味方となる天使を集め神に対して反旗を翻した。が、結果は敗北に終わり彼とその仲間は堕天されてしまう。
 
===嫉妬によるもの===
 
神は人間に天使以上の愛情を注いだ。当然の如く、それに反発したのは元ケルブのベリアルだった。天使は炎から生み出され人間は土塊から創造される。人間は天使ほどの権威も無ければ力も無いのだ。そのため、同志である他の天使と共に神に挑んだが、結局は敗北し堕天されてしまう。その後、地上へ堕ちたベリアルは寵愛の対象となっていた人間に挑戦するようになった(『[[創世記]]』[[天地創造]]によればエロヒムは森羅万象すべての物を創造したが、その中には[[人間]]もあり、「われわれのかたちに、われわれをかたどって」人間が創られた)。
 
===自由な意思によるもの===
29 ⟶ 30行目:
===人間の自由を尊重する事によるもの===
人間の創造主である神は、人間が神の意に従い管理されて生きるのは当然と考えていたが、人間に情が移った一部の天使達は、人間達は神では無く自分達の意志で生きるべきだと考え、人間を管理し続けようとする神の考えに異を唱えるようになった。神に従う存在として生まれた身でありながら神に反する意志を見せるようになった一部の天使達に激怒した神は、彼らを神への反逆者として天界から追放し、人間達には神に異を唱えた彼らを「堕天使」として物語るのだった。
 
 
===神(創造主)にあきれて===
 
 
カトリック等では、神は慈悲深く、完全であり、絶対の善とされるが、旧約聖書、新約聖書と呼ばれる聖典(聖書はいくつもある)に記されているだけでも、神は傲慢で嫉妬深く、無知で無能、気分しだいで人間等を「試練」と称し、死よりつらい苦しみを与えたり、神罰として苦しめたうえに大量虐殺を行ったりしている。
 
そのため、神にあきれはて、もう神の命令に従い、人間達を苦しめたり、殺したりすることが嫌になり絶望し、「神が善であり、正義であるのなら、我々は悪となろう」と、多くの天使が自ら神の「奴隷」をやめ、悪魔となった。
 
だが、これは創造主にとって好都合だった。
 
多くの天使が自らのもとを離れても、自我を持たない天使を大量に創れば良いし、そんな天使達に人を苦しめさせようが、大虐殺を行わせても何も感じない。
人を苦しめ、殺すことに罪悪感を抱いた「欠陥品」である天使など地獄に落とし、正義に疑問を抱いた罪の罰を与え、永遠に苦しめ、天から嘲笑って贅に浸って居ればいいのだ。
 
そして、人間には、自らの責任を「欠陥品」になすりつけ、創造主は絶対の正義であると人々を洗脳させ、何十億もの人々から、崇拝されているのだ。
 
==聖書中の堕天使==