「スズキ・ソリオ」の版間の差分

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*2010年12月24日 - 11年7か月ぶりにフルモデルチェンジ(2011年1月7日販売開始)。3代目では他車ベースのプラットフォームではなく、新たに開発したプラットフォームを採用<ref>[http://response.jp/article/2010/12/27/149816.html 【スズキ ソリオ 新型発表】プラットフォームは新開発]レスポンス 2010年12月27日</ref>。それにより先代よりも全長を大幅に拡大。併せて室内長を2,100mm、室内高を1,345mmにそれぞれ拡大させ、コンパクトハイトワゴンとしては最大クラスの室内空間を実現。先代では前席のみ可能だったウォークスルーも前後席間の移動ができるセンターウォークスルーとなり、後席のフラットフロア形状も相まって、後席のスライドドアから乗り込んで直接運転席に座ることが可能となった。エンジンは[[スズキ・スイフト|3代目スイフト]]と同じ吸排気VVTを備えるK12B型エンジン、トランスミッションは副変速機構付[[無段変速機|CVT]]をそれぞれ採用したことで走行性能・燃費を向上し、全車「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」と「平成22年度燃費基準+25%」を同時に達成。初採用となった後席両側スライドドアには挟み込み防止機構付のパワースライドドア(「X」は後席左側(助手席側)のみ、「S」は両側)とスライドドアクローザーを備えているほか、ワンタッチダブルフォールディングリアシート、左右独立リアシートスライド、キーレスプッシュスタートシステム、[[イモビライザー]]を標準装備し、4.3インチ液晶バックモニター付きCDプレーヤーをメーカーオプション設定(本装備を装着した場合、[[iPod]]や[[USBメモリ]]などを接続して音楽を再生できる[[Universal Serial Bus|USB]]ソケットやステアリングオーディオスイッチも装備される)。エクステリアはフロントにスケルトングリルを配置し、リアは横基調デザインのコンビネーションランプとバックドアガーニッシュを採用。スポーティ感を演出するアンダースポイラーも装備された。ボディカラーは3色の新色(グレースブルーパールメタリック、メロウブロンズパールメタリック、アーバンブラウンパールメタリック)を含む全6色を設定した。グレード体系は販売開始当初、装備を充実した「X」とディスチャージヘッドランプ(オートライト機能付、「X」にもメーカーオプションで装備可能)、フロントマルチリフレクターハロゲンフォグランプ、LEDサイドターンランプ付ドアミラーなどを装備し、SRSカーテンエアバッグとヒルホールドコントロール付[[横滑り防止装置|ESP]]のセットオプションも選べる上級グレードの「S」の2グレードが用意される。なお、三菱自動車工業へOEM供給することも合わせて発表された<ref>[http://www.suzuki.co.jp/release/d/2010/1224a/index.html 小型乗用車のOEM供給について] - スズキ ニュースリリース 2010年12月24日</ref>。
*2011年2月 - 「G」を追加発売。「X」から、フロントシートSRSサイドエアバッグ、外気温計、メッキインサイドドアハンドル、ワンタッチダブルフォールディングリアシート、左右独立リアシートスライド、スポイラー(フロント・サイド・リア・ルーフエンド)、フロントスタビライザーを省き、スピーカーを6スピーカーからフロント2スピーカーに、ホイールをアルミホイールからフルホイールキャップにグレードダウンしたベーシックな廉価グレードで、2WD車のみの設定。また、室内長は他のグレードよりも30mm長い2,130mmとなる。
**3月10日 - 三菱自動車工業へ「デリカD:2」としてOEM供給開始<ref>[http://www.mitsubishi-motors.com/publish/pressrelease_jp/products/2011/news/detail4442.html 三菱自動車、『デリカD:2』 を新発売 ~5人乗り2列シートのコンパクトミニバン~] - 三菱自動車 プレスリリース 2011年2月24日</ref>。
**11月25日 - 「S」をベースに、フロントのスケルトングリルをブラックメッキに変更し、アルミホイール(専用デザインに変更し、サイズを15インチにアップ)とバックドアガーニッシュにガンメタリック塗装を、ヘッドランプのポジションレンズ部にスモーク調のアイラインを施し、左右フロントフェンダーに専用エンブレムを、フロントフォグランプベゼル内に白色の[[発光ダイオード|LED]]イルミネーションを装備するとともに、[[セーレン]]の「ラックス[[スエード]]」を採用したシート表皮(背もたれと座面の中央部分に採用)、フロアマット、インパネトレーマットに黒とグレーのチェック柄を、オーディオスイッチ付本革巻ステアリングホイール・本革巻シフトノブの一部とインパネセンターガーニッシュにピアノブラック調を施し、運転席シートヒーター(2WD車のみ、4WD車はベース車に標準装備)も装備した特別仕様車「BLACK&WHITE」を発売。ボディカラーは名前に合わせて「ブルーイッシュブラックパール3」と「パールホワイト(オプションカラー)」の2色とした。併せて[[アイドリングストップ]]システムを搭載した「G アイドリングストップ」・「X アイドリングストップ」・「S アイドリングストップ」を追加。[[JC08モード]]で燃費を1.2km/L向上(20.0km/L→21.2km/L、平成27年度燃費基準達成)するとともに、車両の安定走行をサポートするヒルホールドコントロール付ESPも標準装備(なお、「S アイドリングストップ」は「S」ではヒルホールドコントロール付ESPとのセットオプションで装備できるSRSカーテンエアバッグが非装備となる)され、アイドリングストップシステム搭載車の証としてバックドアに「IDLING STOP」エンブレムが装着される。なお、「BLACK&WHITE」にもアイドリングストップシステムとヒルホールドコントロール付ESPを追加装備した「BLACK&WHITE アイドリングストップ」が設定される。
*[[2012年]] - 初頭より初代に続いて警察の小型パトカーとして導入が開始された。
**[[2月27日]] - 一部改良。アイドリングストップシステム搭載車を除く2WD車(特別仕様車の「BLACK&WHITE」を含む)において、CVTオイルを低粘度タイプに変更して、CVT内の摩擦抵抗(フリクション)を低減し、燃料消費を減らしたことでJC08モードによる燃費を向上(20.0km/L→20.6km/L)。この改良により、「平成27年度燃費基準」を達成した。
**[[6月18日]] - 一部改良(2型)。「X」・「S」はアルミホイール・タイヤを15インチにサイズアップし、全車にグリップ(後席両側)、防眩式ルームミラー、時間調整付フロント間欠ワイパーを採用し、ボディカラーは「メロウブロンズパールメタリック」に替わり、「ルナグレーパールメタリック」を追加した。アイドリングストップ搭載車はCVTオイルの低粘度化によりCVT内の摩擦抵抗を減らしたことで燃費を向上(21.2km→21.8km/L)。さらに廉価グレード「G」には15インチタイヤ・アルミホイールを装備した4WD車「G4」を追加した。特別仕様車「BLACK&WHITE」はベース車に準じた改良を受け、販売を継続。併せて斬新で圧倒的な存在感を持つ専用デザインを採用した派生モデル「'''ソリオ バンディット'''」を発表(6月28日販売開始)。フロントフェイスはアッパーグリルにピアノブラック塗装とメッキを組み合わせ、ロアグリルにもピアノブラック塗装を採用。ディスチャージヘッドランプには鋭い眼光をイメージさせるLEDポジションランプを内蔵した。リアデザインはバックドアガーニッシュにフロントアッパーグリル同様にピアノブラック塗装とメッキを組み合わせ、リアコンビランプのリフレクターにメッキを施した。バンパーは立体感あふれる力強い造形デザインとし、アルミホイールを専用デザインに変更。内装はブラック基調でまとめ、シート表皮は濃灰色・紫色・青色を織り交ぜたストライプ柄とした。機能面では、リクエストスイッチや携帯リモコンキーで施錠すると自動でドアミラーを格納するリモート格納ミラーを装備した。ボディカラーは新色の「ルナグレーパールメタリック」に加え、「バンディット」専用色の「ミステリアスバイオレッドパール」と「パールメタリックカシミールブルー」を含む7色を設定した(なお、「グレースブルーパールメタリック」と「アーバンブラウンパールメタリック」は「ソリオ」専用色となり、「バンディット」には設定されない)。
**[[12月6日]] - 特別仕様車「BLACK&WHITE II」を発売。2011年11月に発売した「BLACK&WHITE」のバージョンアップ仕様で、今回はスケルトンタイプのフロントグリルをブラックメッキからチタン色に変更するとともに、ヘッドランプもチタン色で統一。15インチアルミホイール(ガンメタリック塗装)のデザインを変更し、ドアミラーのサイドターンランプにLEDを採用。リアコンビランプはリフレクターにメッキを施した「バンディット」仕様となり、新たにチェック柄の専用ルームミラーカウルとリモート格納ミラーを追加。また、ベースグレードを「S」から「X」に変更したことで価格を108,150円値下げした。なお「S」ベースの「BLACK&WHITE」に標準装備されていたオートライトシステム付ディスチャージヘッドランプと後席右側パワースライドドア(挟み込み防止機構付)、バックモニター付CDプレーヤー装着車に追加装備されているステアリングオーディオスイッチの3点をセットオプションとして設定した(セットオプションを装備した場合、以前の「BLACK&WHITE」と同額になる)。
*[[2013年]]1月23日 - 最廉価グレード「G」をベースに、スポイラー(フロントアンダー・サイドアンダー・リアアンダー・ルーフエンド)を装備してスポーティな外観とするとともに、シルバーステッチを施した専用シート表皮、インパネ、ドアトリムクロス、フロントドアアームレストを黒で統一し、精悍で引き締まった印象の内装とした特別仕様車「Gリミテッド」を発売。本仕様車ではベースグレードでは設定されていない4WD車も設定される。
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MA15S Suzuki Solio.jpg|X (1型)