「官主主義」の版間の差分

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== 概要 ==
 
[[太平洋戦争]]直前の[[1940年]]頃に、[[国家総動員法]]などにより政治家ではなく官僚が主導する形での国家運営の導入とともに成立した。終戦後に[[GHQ]]によって[[財閥解体]]などは実施されたが、官僚制度については不問に付されたことから、その後も同体制が現在まで続くこととなる。「通産省と日本の奇跡」(チャーマーズ・ジョンソン、1982)のようにこのような制度を庇護する意見もあるが、[[カレル・ヴァン・ウォルフレン]]のようにその権力構造を問題視する意見も見られる。また、政治家自身の独自性が見られないと揶揄され、特に[[民主党 (日本 1998-)|民主党]]は[[政治主導]]という表現で、この官主主義を乗り越える方針を示しているが、[[2009年]]の民主党政権後も依然として官主主義は残っていると言える。
 
== 問題 ==
 
* 投票という民主的手続きで選出された政治家よりも、本来はその政治家の使用人でしかなく、当然のことながら国民の付託も経ていない官僚のほうが権力を持つことによる、民主主義の形骸化。
* 官僚の私利私欲のもとで政治が行われることによる、「国家および国民への奉仕」という本来の業務からの乖離。
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== 諸外国における類似の事例 ==
* [[ソビエト連邦]]
 
== 関連 ==
*[[ソビエト連邦]]
* [[政治主導]]
 
* [[筑紫哲也]]
== 関連事項 ==
* [[カレル・ヴァン・ウォルフレン]]
 
{{Poli-stub}}
*[[政治主導]]
*[[筑紫哲也]]
*[[カレル・ヴァン・ウォルフレン]]
 
[[Category:政治学|かんしゅしゅぎ]]