「核分裂反応」の版間の差分

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Kiruria281 (会話 | 投稿記録)
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と100万キロワット級の原発では1日にウラン235を約 3 kg 使用していることとなる<ref name="takagi"/>。広島に投下された原子爆弾は 1 kg が核分裂を起こしたとされているため、100万キロワット級の原発では1日3発(8時間に一発)の割合で広島原爆を燃焼させつづける事に相当しているのである<ref name="takagi"/>。
 
またウラン235が1個、核分裂反応を起こせば中性子が平均2.5個放出されるが、このうち1.5個をウラン235以外の物質で吸収させ、1回の核分裂につき1個の中性子が、他のウラン235に当たって再び核分裂を引き起こしていくといった連鎖反応を起こすのが出力が一定となった状態の原子力発電であり、核分裂に使われる中性子が1個をわずかでも上回れば短い時間で(たとえ1万分の1秒であっても)たちまち指数関数的に反応が増大して暴走してしまう。このように言うと既に確立された技術のように聞こえるが、実際原子力発電では出力の調整は根本的困難が常につきまとい、これが実際に起こってしまったのが[[チェルノブイリ原子力発電所事故|チェルノブイリ]]の例である<ref name="takagi"/>。
 
==核分裂生成物==