「総統」の版間の差分
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出典はいずれも「総統兼首相」等が含まれており、野党時代に限られない |
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戦後、ヒトラーの地位の日本語訳として「総統」が一般的に使用され、国家元首就任以降のヒトラーのみならず、それ以前のヒトラーの地位に対しても「総統」の訳語をあてることが多くなった<ref>[[ジョン・トーランド]]著、 [[永井淳]]訳 『アドルフ・ヒトラー』([[集英社文庫]])全4巻</ref>。この結果として、ヒトラーの地位としての日本語の「総統」は、次のような異なった使い方がされる状況にある。
#ナチ党の用語であり、ナチ党の権力掌握後はドイツ国においても用いられた、ナチ党およびドイツ民族の最高指導者を示す「{{de|Führer}}」の訳語。この形式では政権獲得後のヒトラーの肩書きは「総統兼首相」「総統兼宰相」などと表記される<ref name="asahi193484"/><ref>{{アジア歴史資料センター|第
#1933年1月以降の、ドイツ国の首相であるとともにナチ党の「{{de|Führer}}」であるヒトラーの地位<ref>[[三石善吉]]「[http://157.1.40.181/naid/110006981693 トット・アウトバーン・ヒトラー:アウトバーン物語]」</ref><ref>{{Cite journal|和書|author= 荒川昭|title=新社会資本とケインズ理論 : チャーチルとヒトラーそれぞれの経済政策との対比(平本巌教授追悼号)|date=1999|publisher=三田史学会|journal=経営研究|naid=110006609346 |volume= 13(1)|pages=57-66 |ref=harv}}</ref>
#1934年以降の、ドイツ国の国家元首であり、首相であり、ドイツ国(ひいてはドイツ民族)および支配政党であるナチ党の「{{de|Führer}}」であるヒトラーの地位<ref>『[[世界大百科事典]] 第
== その他のファシスト国家 ==
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=== {{Flagicon|ESP1939}} スペイン ===
{{see also|カウディーリョ}}
[[スペイン]]の'''総統'''は、[[スペイン国 (1939年-1975年)|スペイン]]の国家元首[[フランシスコ・フランコ]]の称号を指す<ref>{{アジア歴史資料センター|A03025334900|西班牙再び平和を提唱}}</ref><ref>[http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/page5_000240.html 外交史料館
フランコの肩書きは時代によって変化するが、一般に[[スペイン語]]で{{es|Caudillo}}([[カウディーリョ]])と呼ばれていた。{{es|caudillo}}は、ドイツ語の{{de|Führer}}、英語の{{en|leader}}に相当する単語で、本来は頭目や親分を意味するが、'''統領'''とも訳され、[[スペイン]]や[[イスパノアメリカ]]では独裁権を握った政治・軍事指導者に対して使用された称号である。、フランコの称号として{{es|Generalísimo}}(ヘネラリッシモ)もあるが、これは{{es|general}}([[将軍]])に[[増大辞]]の {{es|‐isimo}} がついた語で、将軍の上位にあって陸海空の三軍を統括する地位を意味する。このスペイン語の単語は、'''[[大元帥]]'''、'''[[総帥]]'''、'''総司令官'''などと訳される。
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* {{cite book|和書| title = ヒトラーのテーブル・トーク 1941–1944 上| publisher = [[三交社]]| year = 1994| isbn = 4879191221}}
* {{Cite book|和書|author=平井正|title=ゲッベルス—メディア時代の政治宣伝—|publisher=中央公論新社|date=1991年|isbn=978-4121010254}}
* {{Cite journal|和書|author= [[間崎万里]]|title=Empire, Reichの新用法とその語義及び譯語について|date=1939
== 関連項目 ==
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