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'''総軍'''（そうぐん、{{lang-en-short|theater(army theater), general army}}）は、[[軍隊]]における[[部隊]][[近代陸軍の編制|編成単位]]の一つ。主に[[陸軍]]において一つの戦域を統括する最大規模・最上級の編制単位である。り、[[第二次世界大戦]]では[[日本]]・[[ドイツ]]・[[イギリス]]などの[[陸軍]]に置かれた。

[[大日本帝国陸軍|日本陸軍]]では、[[師団]]とにおいう単位が重視されて、[[日中戦争]]（[[支那事変]]）開戦以前の平時の[[内地]]における最大規模の部隊組織は師団のみであり、[[軍]]という単位は組織[[編成]]されていなかった。海外領土には[[朝鮮軍 (日本軍)|朝鮮軍]]・[[台湾軍 (日本軍)|台湾軍]]・[[関東軍]]・[[支那駐屯軍]]の各4軍があったが、これらは外地駐留の警備部隊であり規模も小規模なものであった（このうち隷下に常設師団を持つものは朝鮮軍のみであり、他は師団とくらべ規模兵力が特に大きかったわけではない）。しかし、軍は[[戦時]]（[[有事の際]]）には[[作戦]]の都度その作戦に応じた規模の軍がて編成された。るものであり、日中戦争開戦後以降、軍は大増設され、その軍のさらに上の組織級部隊としていくつかの複数個軍を統括する単位である[[方面軍]]や、ないくつかの方面軍を統括する最大の陸軍し相当部隊の単位である総軍が編成も新設された。

日中戦争以前に組織さそれた総ら複数個方面軍に相等を統括し、中国方面を担当する最大の陸軍は部隊として、[[日露戦争]]における[[満州軍 (日本軍)|満州軍]]のみであった。[[1939年]]（昭和14年）9月12日に総軍たる'''[[支那派遣軍]]が、'''（編成当初は[[1941年北支那方面軍]]（昭和16年）11月6・[[中支那派遣軍]]を統括）を編成、なお、日本陸軍において総軍に相当する編制は[[南方日露戦争]]における'''[[満州軍 (日本軍)|南方満州軍]]'''において既に存在していたが編成され、[[太平洋戦争]]開戦当時には2つの総方面軍が存在した。また内地などにあったせず総軍司令部を広域防衛（防空のこと満州軍）の見地から指揮する[[防衛総司令部]]がこれに類軍を直隷していた。