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IBM入社までの履歴と、2012年のIEEEの文書について
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(IBM入社までの履歴と、2012年のIEEEの文書について)
[[Image:Lynn Conway July 2006.jpg|right|250px|thumb|Lynn Conway, 2006年]]
'''リン・コンウェイ'''([[英語|英]]: '''Lynn Conway'''、[[1938年]] - )は、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[計算機科学|計算機科学者]]であり[[発明家]]。[[カーバー・ミード]]と共同で行った[[集積回路|VLSI]]設計の自動化の研究でよく知られており、[[EDA (半導体)|EDA]]産業の基盤を作った。コンウェイは[[1960年代]]に[[IBM]]で働き、今日[[アウト・オブ・オーダー実行]]として知られる技法の基礎となる動的命令制御法を発明した。
 
== 経歴 ==
コンウェイは1955年に[[MIT]]に入学し、その後[[コロンビア大学]]の技術応用科学部に編入し1963年に工学修士号を取得した。1964年にはIBMに入社するが[[1968年]]にIBMから解雇された。理由は、コンウェイが[[性転換]]するつもりであることを会社側に告げたためである(男性から女性に性転換)。コンウェイは[[1950年代]]末にも性転換を試みたが、医療技術が未熟であったために失敗している。その後彼女は[[ハリー・ベンジャミン]]([[:en: Harry Benjamin]])の診断を受けて本格的な[[性別適合手術]]を受けた。
 
男性として生活している期間に、コンウェイは女性と結婚し、2人の子供も儲けた。IBMでの職を失い、子供との面会もできなくなり、コンウェイは女性プログラマとして人生をやり直すこととなった。[[1973年]]、[[パロアルト研究所]]で働くようになり、ここで[[カーバー・ミード]]と共にVLSIの設計について研究し、有名な著書『超LSIシステム入門』(''Introduction to VLSI Systems'')を出版した。これは[[集積回路]]の技術発展に多大な貢献をしたが、コンウェイが[[性転換]]者(性別移行者)であり長年にわたって隠遁に近い生活を余儀なくされたため、1999年になるまでその実績も闇に隠されていた。
[[2002年]]、コンウェイは1988年から付き合っていた男性と結婚した。
 
[[2012年]]に、[[IEEE]]はVLSIを始めとしたコンウェイは残した研究実績についての文書を公表した。<ref>[http://www.eecs.umish.edu/eecs/about/articles/2013/VLSI_Reminiscences.pdf IEEE Solid-Stage Curcuits Magazine]</ref>
 
== 脚注 ==
 
<references />
== 著作 ==
* (1981年) [[カーバー・ミード]]・リン・コンウェイ共著, [[菅野卓雄]]・[[榊裕之]]監訳 『超LSIシステム入門』 [[培風館]]