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=== 「未必の故意」と「認識ある過失」 ===
いかなる場合に故意が認められ、また、[[過失]]が認められるかの限界の問題として、「未必の故意([[:de:Eventualvorsatz|Eventualvorsatz]],dolus eventualis)」と「認識ある過失(bewusste Fahrlässigkeit,luxuria)」の問題がある。未必の故意は故意の下限とされ、認識有る過失は過失の上限となると言われている。故意犯は原則的に処罰されるのに対して、過失犯は特に過失犯の規定がないかぎり処罰されないことから、故意と過失の区別は刑法上の重要な問題のひとつである。
 
この問題については、故意概念についての意思説と表象説の対立を反映して、認容説と認識説の対立が存在する。