「浮世絵 女ねずみ小僧」の版間の差分

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時は[[元禄]]時代。昼は[[常盤津]]の師匠で、夜は[[義賊]]・女[[鼠小僧|ねずみ小僧]]として活躍するお京([[小川眞由美|小川真由美]])が、男ねずみ・留吉([[田中邦衛]])とコンビを組み、手下の「小(こ)ねずみ」軍団を率いて悪に立ち向かう。他に、ねずみ小僧を追う[[同心]]・青木兵庫(第1シリーズは[[近藤洋介 (俳優)|近藤洋介]]、第2シリーズから[[橋本功]])、[[岡っ引]]・新八([[高津住男]])らがレギュラー出演。
 
テレビ局が制作費を調達(スポンサーからの広告料でも足りない制作費は、テレビ局が負担)して下請けの制作会社に支給する「自主制作作品」とは異なり、企画元の放送枠を買った[[広告代理店]]が制作費を調達して制作会社に支給する「持ち込み制作作品」<ref>『キャラクターメイキングの黄金則』(著:[[金子満]]、近藤邦雄、発売:株式会社ボーンデジタル)44頁</ref>で、制作は[[C.A.L]]に一任されていた。
 
[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]の時代劇『剣』(1967年~1968(1967~1968年)などを手掛けた、[[電通]]の宮本進が企画。舞台劇『ご存知鼠小僧・三の替り極付発狂版』で鼠の五番を演じた小川真由美の「早速自分より発します。おひかえなすっておくんなさい」という口上を気に入った宮本が、過去に手掛けた『剣』の第34話「瓦版ねずみ小僧」で鼠小僧を演じた田中邦衛と、小川の女ねずみ小僧を組ませる着想で企画した。電通の企画説明会で、幹部からの「クライアントのイメージを悪くする"泥棒"と"やくざ"は企画のタブー」という吊し上げに対して、宮本は「泥棒といっても勧善懲悪にします」「次回作内定の『木枯し紋次郎』は良くて、なぜ『ねずみ小僧』はいけないんですか?」と反論。反論の末に企画書を破り棄てて退室した宮本に「あいつが、そこまで言うんなら」と周囲の反応は一転し、企画にゴーサインが出ることになった<ref>『実録テレビ時代劇 ちゃんばらクロニクル1953-1998』(著:[[能村庸一]]、発行:[[東京新聞]]出版局)176~177頁</ref>。
 
== 放送期間 ==