「野洲川」の版間の差分

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'''野洲川'''(やすがわ)は、[[滋賀県]]を流れる[[淀川]][[水系]]の[[一級河川]]。琵琶湖への流入河川では最長である。近江太郎の通称がある。
 
== 名称 ==
『[[日本書紀]]』(天武天皇元年七月一三日条)には[[壬申の乱]]の際に「安河の浜」で合戦があったことが記述されている。『[[古事記]]』に「安[[国造]](やすのくにのみやつこ)」の存在が書かれていることから、ここから河川名がついたという説がある。関連して『古事記』に登場する高天原の「天安河」を野洲川に比定する説(近江高天原説)も存在する。
また鎌倉期の『[[海道記]]』には「八洲川」の名称が登場し、野洲川河口はかつて派川が八つの洲を造っていたことから、これが転じて野洲川と呼ばれるようになったとも言われている。なお、約60年後を記述した『[[十六夜日記]]』には「野洲川」となっている。さらに、益須川の名称も見ることができる。
また、[[甲賀市]][[水口町]]酒人で[[杣川]]と合流するが、これより下流は横田川と呼ばれていた。
 
== 地理 ==