「因果関係 (法学)」の版間の差分

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**例 Aを毒殺しようとして毒を飲ませたが、毒が回る前に自殺した場合。
*仮定的因果経過
**現にある行為が発生しているが、仮にその行為がなかったとしても、別の事情から同じ結果を生じたであろうと見られる場合をいう。
**例 死刑執行時の執行官がボタンを押そうとしたときに、遺族が執行官を押しのけて自らボタンを押し死刑囚が死亡した場合。(遺族の行為がなくとも、執行官の行為によって死刑囚は死亡したはずと仮定し、遺族の行為と死刑囚の死亡に因果関係を認めないと考える)
*重畳的因果関係(ちょうじょうてき)
**条件関係を肯定するが、相当因果関係を否定する説が有力である。