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'''淮河'''(わいが、{{ピン音|Huái Hé}})は、[[中華人民共和国]]を流れる川の一つで、[[長江]]・[[黄河]]に次ぐ第三の大河。古くは「河」が黄河の固有名詞であったので、'''淮水'''と呼んだ。長さは1,078km、流域面積は174,000平方kmに及ぶ。
 
淮河は、黄河と長江の間を東西に流れており、黄海に注ぐ。下流にある湖で二手に分かれ一部が放水路は黄海に注ぎ、本流は長江につながっている。その下流は平坦な低地を通っており、流路が複雑なため洪水を起こしやすく非常に治水が難しい。このため「壊河(ピンインではHuái Hé)」の異名がある。
 
== 華北と華南の境界 ==
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また渦河・沙河・洪河など、華北平野の黄河より南を流れる川は、天井川である黄河に合流することができないため、南へ流れて淮河の支流になっている。これらの川には、むかし黄河本流だった河道を流れる川もある。
 
おもな支流には、北岸の最大の支流・[[沙潁河]][[潁河]])、南岸の最大の支流・[[史灌河]]など安徽省や河南省を流れる河川がある。また、山東省南部の沂沭泗河水系([[沂河]]、[[沭河]]、[[泗河|泗水]]の三つの河川およびその支流からなる)はかつては淮河の大きな支流であり、現在も[[大運河]]などを経て淮河につながっている。泗水は、古代には淮水と並び、[[中原]]から江淮地方を結ぶ大動脈であった。
 
== 流路の変化と治水 ==