「マルマライ」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
5行目:
[[イスタンブル]]は人口1300万人を有し一大経済圏を形成し、またアジアとヨーロッパ結ぶという地理的な要因によって交通の要所として栄える、イスラム圏最大級の[[世界都市]]である。そのイスタンブルにおいて都市形成に大きなインパクトを与えているのが、ヨーロッパとのアジアとを分断する全長約30kmの[[ボスポラス海峡]]であった。
 
この海峡には[[ボスポラス橋|第一ボスポラス大橋]]、[[ファーティフ・スルタン・メフメト橋]]という2本の道路橋や[[フェリー]]などの船舶があるものの、人口増加や経済発展に伴い深刻化するイスタンブルの交通事情のボネックとなっていた。そのため地下トンネルによって両岸を鉄道で結ぶ事で街の混雑緩和を図り、海峡で二分された街の一体化によって名実ともに“アジアとヨーロッパの結合点”として成長させる、トルコ国家を挙げての大事業がマルマライ計画であった。
 
計画自体は[[オスマン帝国]]時代の[[1860年]]に設計図が描かれて以降、何度も計画が立ち上がたものの、政治的あるいは技術的理由により頓挫した経緯を持ち、トルコ国内では“'''トルコ150年の夢'''”として国民の関心も高い<ref name="建設通信新聞">{{Cite news|author=|authorlink=|url=|title=ボスポラス横断トンネル、29日開通式典|newspaper = 建設通信新聞|publisher = 日刊建設通信新聞社|date = 2013年10月11日|accessdate = }}</ref>。