「福井英一」の版間の差分

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Dr jimmy (会話 | 投稿記録)
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手塚は直後アシスタントしてもらっていた高校生時代の[[石ノ森章太郎]]にハガキを出している。
「福井英一氏が亡くなられた。今、葬儀の帰途だ。狭心症だった。徹夜をしたんだ。終わって飲みに出て倒れた。出版社が殺したようなものだ。悲しい、どうにもやりきれない気持ちだ。おちついたら、また、のちほどくわしく知らせるから・・・」
その手紙を受け取った石ノ森は手塚の悲しみが行間からにじみ出てるようだったと語っている<ref>石ノ森章太郎のマンガ家入門 秋田文庫</ref>
 
その後手塚は漫画「世界を滅ぼす男」で空に浮かぶ雲を福井の形にして自身の追悼の気持ちを漫画の中であらわした<ref>株式会社金の星社「手塚治虫物語―漫画の夢1945~1959 」2009年、P.183</ref>その雲は穏やかな生前の福井の顔の形をしており頭の上部には天使の輪の形をした雲も付いていた。
 
また、上記の内容だけでは生前、常に対立関係だった印象が強いが、手塚の漫画「38度線上の怪物」には福井が、福井の漫画「イガグリくん」には手塚が登場するなど、微笑ましい部分もあった。また、馬場のぼると手塚と福井の三人で旅館に泊まった際には朝まで映画「[[第三の男]]」のモノマネで盛り上がるなど親交が深い一面もあった<ref>福元一義『手塚先生、締め切り過ぎてます!』(集英社新書、2009年)</ref>
 
== 作品 ==