「あらいぐまラスカル」の版間の差分

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===アライグマに関して===
北米の山林地域を原産とするアライグマという動物は、その丸々としてユーモラスな容姿や餌を洗うという興味深い習性からは、想像もつかない程に気性の荒い動物だとされている(原作においても、主人公の友人がアライグマを捕獲・飼育する事は困難で苦労が多い事を指摘している)。特に成獣となる頃には、同作品中でも触れられている通り、人間との共存は極めて困難であり、実際に飼育している愛好家筋{{誰|date=2011年11月12日JST}}によれば、噛まれたり引っ掻かれたりといったケガは日常茶飯事(しかも猫よりはるかに力が強い)だという。ただし、出産・育児の時期に安全な住処を得るためなどの目的でメスのアライグマが人間社会に接近する事はある(物語に出てくる、ホテルに住み着いたクレオパトラ親子はこれに該当する)。しかし、アメリカにおいても、アライグマは(日本における[[タヌキ]]、[[イタチ]]など里山の動物に相当する)身近な動物ではあっても、ペットとして飼育する動物ではなく、農業関係者からは害獣とされる事が多い。また、この物語の時代には、すでにアライグマが[[狂犬病]]を[[媒介]]する恐れがある事は知れ渡っており、ラスカルが狂犬病媒介の恐れが無いか確認をするべきだと、ラスカルを学校に連れてきたスターリングにホエーレンが注意するシーンもある
 
また頭がよく[[閂 (錠)|閂]](かんぬき)程度なら前足を使って器用に開ける事も出来てしまうため、前出の野生化問題では様々な被害防止用の仕掛けも徒労に終わるとする報告も出ており、結果的に駆除(捕獲後に誰かに飼われるケースは稀である)する以外では被害を予防する方法は無いとされている。作中でも、周囲の畑にある作物を荒らしたりする被害が出た。