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'''ケースワーク'''(casework)とは、困難な課題、問題をもった対象者('''クライエント''')が主体的に生活できるように支援、援助していく[[個人]]や[[家族]]といった個別に対する[[社会福祉援助技術]]のことである。元来は[[英語]]で、日本語では'''個別援助技術'''(こべつえんじょぎじゅつ)と翻訳され、専門書でも実際にそのように表記されるが、指導・ディスカッション等の福祉における現場では『ケースワーク』の呼称の方が一般化している。
 
==概要==
ケースワークの起源は、[[19世紀]]後半の[[イギリス]]に求められる。英国での[[慈善組織協会]]が貧困に苦しむ人々に対して友愛訪問員を送り慈善事業を展開したが、その際の訪問員に対する訓練を通じて次第に専門的な技法として確立されていった。[[1920年代]]以降は[[アメリカ]]で発達し、ケースワークの理論化、体系化がなされていった。
 
[[1920年代]]以降は[[アメリカ]]で発達。アメリカCOS指導者で、自身も友愛訪問員でもあった[[メアリ・リッチモンド]]などによってケースワークの理論化、体系化がなされていった。
 
ケースワークは、クライエントの生活における諸問題(生活困難、問題解決、社会生活に関する[[ニーズ]]の充足)について、様々なアプローチをもって改善を行う。