「中英語」の版間の差分

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'''中英語'''(ちゅうえいご、{{lang-en|Middle English}})または'''中期英語'''(ちゅうきえいご)、'''中世英語'''(ちゅうせいえいご)は[[1066年]]の[[ノルマン・コンクエスト]]以後[[15世紀]]後半頃までの[[英語]]の名称である。文章に[[方言]]による大きな揺れが見られる。[[印刷]]の普及によって[[古英語]]の時代に用いられた[[ウェストサクソン方言]]にかわって[[ロンドン]]の方言([[東アングリア方言]])をもとに[[文語]]が形成された。そして、[[ロマンス諸語|ラテン系言語]]である[[オイル語]]の系統の[[ノルマン語|フランス・ノルマン語]]の[[語彙]]が[[ノルマンディー公]]側近の貴族により大量に流入した。またこのころの[[スコットランド]]南東部の[[ノーザンブリア方言]]がスコット人の話す英語いわゆる[[スコットランド語]]につながる。中英語以後[[1650年]]頃までを[[初期近代英語]]という。なお[[近代英語]]は中英語からの[[大母音推移]]を蒙ったため、両者の[[音韻]]組織は大幅に異なる。