「飛騨山脈」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
47行目:
{{Commonscat|Alpine plant in Hida Mountains|飛騨山脈の高山植物}}
[[画像:Hakuba-hakusanitige.JPG|150px|thumb|right|[[白馬岳]]のお花畑]]
北アルプスは飛騨山脈南アルプス赤石山脈に比べて浸食が進んでおり、急峻(きゅうしゅん)な山容の山が多い。そのことは、逆に言うと岩盤が露出して土壌の発達が悪く、植物相が貧弱であるということも意味する。ただし、白馬岳周辺・三俣蓮華岳・双六岳・蝶ヶ岳など比較的なだらかな山容の山では、非常に規模の大きな[[高山植物]]の花畑が見られる。特に、積雪量の違いから、南アルプス赤石山脈には乏しい湿性の花畑が北アルプス飛騨山脈では豊富である。
 
南部と北部では積雪量に相当の差があり、比較的雪の少ない南部では[[亜高山帯針葉樹林]]がよく発達しているが、日本海に近い北部の白馬岳付近は大量の降雪のため、亜高山帯針葉樹林は貧弱である。代わりに、低木化した[[ミズナラ]](ミヤマナラ)や[[ダケカンバ]]などの偽高山帯と呼ばれる植生が見られる。[[森林限界]]は、南部では2,400-2,500m程度だが、北部では積雪のため森林限界が大幅に下がっている地域もある。その森林限界では、[[ハイマツ]]が見られる。