「アルベルト・アインシュタイン」の版間の差分

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一般相対性理論の解として、[[宇宙]]は[[膨張]]または[[収縮]]をしているという結論が得られる。アインシュタインは重力による影響を相殺するような[[宇宙項]]Λを場の方程式に導入することで、静的な宇宙が得られるようにした。しかし、[[エドウィン・ハッブル]]によって、宇宙の膨張が発見されたため、アインシュタインは宇宙項を撤回した。後に宇宙項の導入を「生涯最大の失敗」と述べている。しかし、[[ハッブル宇宙望遠鏡|宇宙望遠鏡]]による[[超新星]]の[[赤方偏移]]の観測結果などから、宇宙の膨張が加速しているという結論が得られており、この加速の要因として、宇宙項の存在を挙げる学説が存在する(詳細は[[ダークエネルギー]]を参照)。
 
光量子仮説によって光電効果の理論的な説明付けを行うなど、[[前期量子論|初期量子論]]の確立に多大な貢献をした。しかし、量子が確率論的に振舞うとする量子力学自体については、アインシュタインは、「'''神はサイコロを振らない'''」([[1926年]]12月に[[マックス・ボルン]]への手紙にある記述、"Der Alte würfelt nicht.")<ref>マックス・ボルン宛の1926年12月4日付の手紙<br>原文:''Die Quantenmechanik ist sehr achtunggebietend. Aber eine innere Stimme sagt mir, daß das noch nicht der wahre Jakob ist. Die Theorie liefert viel, aber dem Geheimnis des Alten bringt sie uns kaum näher. Jedenfalls bin ich überzeugt, daß der Alte nicht würfelt.''<br>(訳:量子力学にはとても尊敬の念を抱いています。しかし内なる声が私に、その理論はまだ完璧ではないと言っています。量子力学はとても有益なものではありますが、神の秘密にはほとんど迫っていません。少なくとも私には、神はサイコロを振らないという確信があるのです。)</ref>と懐疑的な立場をとった。[[局所実在論]]を支持していたアインシュタインは量子力学の矛盾点の一つとして[[アインシュタイン=ポドルスキー=ローゼンのパラドックス]]を提示したが、後に[[ベルの不等式]]の破れが実証されると局所実在論は破綻し、[[アインシュタイン=ポドルスキー=ローゼンのパラドックス|ERP相関]]として知られるようになった。{{要出典範囲|さらには熱力学を微視的にした統計力学の発達により、現在の科学では「神はサイコロ遊びをする」局面が前面に押し出されなければ諸工業も立ち行かないほどになり、アインシュタインのロマン的見通しは等確率の原理により葬り去られたとみるべきだと認識されつつある|date=2013年9月}}
 
その他、ブラウン運動の理論の構築、固体における比熱の理論である「アインシュタインモデル」の提唱、[[ボース=アインシュタイン凝縮]]の予言など、物理学の全領域にわたり多大な業績をあげている。ただし現在{{いつ|date=2013年10月}}の物理学の焦点ともなっているナノとマクロを結びつける熱力学的分野ではほとんど業績が見当たらない
 
==生涯==