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Kirikaxfan (会話 | 投稿記録)
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かつては代表的な生物には和名をつける方向で努力がなされていた。たとえば第二次世界大戦以前の図鑑を見れば、[[ゴリラ]]に対して'''オオショウジョウ'''、[[チンパンジー]]は'''クロショウジョウ'''、[[熱帯魚]]の[[ソードテール]]に対して'''ツルギメダカ'''、[[アメーバ]]を'''アメムシ'''といったふうに、様々な和名が見られる。これらは、現在では使われることがまずない例である。同様に多くが普及することなく使われなくなってしまった。
 
日本語の名前であっても標準和名は通俗名とは違うので、普通に使われる名前と違っている場合がある(レンゲの標準和名は[[ゲンゲ]]である)。しかし標準和名のことを[[学名]]と呼ぶことは、間違いである。
 
他方、標準和名が一般名を駆逐する例も知られている。日本では明治以降、全国に公教育が普及し、[[博物学]]知識が普及した事もその一因であろう。たとえば[[クワガタムシ]]は古くから子供の良いおもちゃであり、多くの地方名があったが、現在ではコクワ(コクワガタ)、ヒラタ(ヒラタクワガタ)等の標準和名由来の名前が全国的に優勢である。