「火曜クラブ」の版間の差分

いくつかの誤り等の差し戻しと加筆
(いくつかの誤り等の差し戻しと加筆)
 
== 概要 ==
[[1927年]]に雑誌『スケッチ誌』に短編「火曜クラブ」を皮切りに連載されたマープルもの短編12編に、オリジナルの1篇が加筆され刊行された短編集である。マープルの初登場作品を含むが、短編集として刊行された2年前の[[1930年]]に長編『[[牧師館の殺人]]』が刊行されたため、本作は初登場作品と見なされないことが多い。また、本作のトリックやキャラクター造形は、後の長編作品のそれの原型となった
 
本作は後述する3つの場面より構成されるが、最後の「溺死」以外は6名の登場人物が「晩餐後の余興として各々が真実を知る迷宮入り事件(ないし、それに類するもの)を話し、残りの5人のメンバーがそれを推理するが、結局全てマープルだけ謎を解いてしまうという展開である。ただし、マープルが話す事件は誰にも解けず、「バンガロー事件」は会の最中に推理が披露されない。
 
; 「火曜クラブ」から「聖ペテロの指のあと」まで
=== バントリー夫妻の晩餐会 ===
; アーサー・バントリー
: 退役軍人(大佐)。サー・ヘンリーの友人。妻と共に長編『[[書斎の死体]]』の登場人物でもある。
; ドリー・バントリー
: アーサーの妻。ミセス・バントリー。
; ロイド
: 初老の医者。セント・メアリ・ミードで唯一の医者で、マープルの主治医でもある。
: 医者。
; ジェーン・ヘリア
: 人気女優。美しく気立てもいいが「頭の中身は空っぽ」と評されてう噂
 
== 収録作品 ==
; 聖ペテロの指のあと(聖ペテロの指の跡) - ''The Thumb Mark of St Peter''
: マープルの話。マープルの姪に夫殺しの噂がたった。マープルは姪の名誉を守るため、真相を調べる。
 
; 青いゼラニウム(青いジェラニウム) - ''The Blue Geranium''
: バントリー大佐の話。大佐の友人の妻は心霊術師に死を予言されていた。そして満月の夜、予言通りに死んだ彼女の部屋の壁紙のゼラニウムは一輪だけ青く変わっていた。
; 二人の老嬢(お相手役) - ''The Companion''
: ロイド医師の話。海外保養地で資産家とその話し相手というよく似た2人の老嬢を見かける。そして海水浴中に片方が溺死するが、死んだのは話し相手の方だった。そして、もう片方も殺人を悔いるような遺書を残して失踪する
; 四人の容疑者 - ''The Four Suspects''
: サー・ヘンリーの話。ローゼン博士はある犯罪組織に潜入して潰したが、それによって報復を受け殺された。容疑者は同居していた4人の容疑者のに絞られたが、どち、犯人は誰なやって外部から指令を受けたのか?そしてより重要なことしいう謎が残っ、残る3人の潔白は証明できるのか?いた。
; クリスマスの悲劇 - ''A Christmas Tragedy''
: マープルの話。クリスマスに水治療院を訪れたマープルは、そこで見かけた夫妻を観察して夫が妻を殺すと予見する。そして、予想通りに妻が殺されるが、夫にはアリバイがあった。
; 毒草(死の草) - ''The Herb of Death''
: ミセス・バントリーの話。ある資産家の食卓で食中毒が起こり、女の子が一人死亡する。原因は、食材に紛れ込んだ[[ジギタリス]]の葉だと判明する。話下手なミセス・バントリーは細かい事情を説明できず、皆はそれを自ら聞き出さねばならぬ羽目に
; バンガロー事件 - ''The Affair at the Bungalow''
: ジェーンの話。彼女が地方巡業していた頃、手紙を貰ったと名乗る青年が現われる。
; 溺死 - ''Death by Drowning''
: 唯一進行形の話。ある身重の娘が溺死体で発見され自殺と思われたが、マープルはヘンリーの下に赴き、これは殺人事件であると述べ、そして犯人の名前だけを告げる。
 
== 映像化 ==