「ハチミツとクローバー」の版間の差分

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=== 主要人物 ===
; 花本はぐみ(はなもと はぐみ)
: [[油絵]]科。18歳(初登場時)。設定では[[長野県]][[安曇野]]出身。本作のヒロイン。通称「はぐ」。森田からはマウス、[[コロポックル]]、チビモニ(チビだから)などと呼ばれている。父親は[[長野県警察]][[刑事部]]捜査第一課課長(警部)で、修司の従兄弟である。母親は幼少期に亡くしたらしいが、詳細は不明。連載後期に父が再婚する。
:芸術に関しては天性の才能を持ち、新進芸術家として注目を浴びている。外見・言動ともに子供っぽく大学生には見えず、作中でも子供扱いされる事が多い。臆病で人付き合いが苦手な性格で、また天才故に周囲に敬遠されることも多かったため、竹本等と出会うまで友達が出来なかった。同じく天才肌の森田に惹かれてゆく。周囲の反発をよそに芸術家としての名声には興味を持たず、卒業後は故郷に帰って細々と絵を描きながら隠棲するつもりでいた。しかし4年次の学園祭で強風で倒れたガラス板の下敷きになり、破片で利き腕の神経を切ってしまう。二度と絵が描けなくなるかもしれないほどの重傷であったものの、わずかに残った感覚を頼りに修司と共に懸命のリハビリに努める。
:かわいらしい外見に似合わず、修司から「肉食獣」と形容されるくらいの肉好き。オフィシャルファンブックの描き下ろし漫画でも作者と肉の話をしすぎ、ディレクターに怒られた。[[カボチャ]]のチョコミントアイス詰め(カボミント)、[[グレープフルーツ]]の炊き込みご飯等とんでもない創作料理を作り、山田とのコンビは「女子料理部」と呼ばれる(但し、祖母が存命していた長野時代は普通の料理を作っていたらしく、この側面では山田の方がクローズアップされることが多い)。工芸は苦手で趣味の着せ替え人形用の小物は布や日用品をざっくり加工した簡素なものになっており、細々としたものは竹本の手を借りている。モデルは『[[ポーの一族]]』の[[メリーベル・ポーツネル]]とのこと<ref>[[萩尾望都]]対談集『マンガのあなた * SFのわたし』([[河出書房新社]]、2012年2月) 第8章 羽海野チカ「全部、萩尾作品から学びました」で、「はぐちゃんはメリーベルの真似をして描いてました」と語られている。</ref>。