「アザンデ族」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m ボット: 言語間リンク 21 件をウィキデータ上の d:Q793575 に転記
編集の要約なし
1行目:
{{出典の明記|date=2009年8月}}
[[File:Richard Buchta - Zande men with shields, harp.jpg|thumb|200px]]
'''ザンデ族''' (Azande)Zande または'''ザンデ''' (Zandepeople) は[[アフリカ大陸]]の現在の[[南スーダン]]、[[中央アフリカ]]、[[コンゴ民主共和国]]にかけて分布する[[スーダン系民族]]、ナイル系民族、[[バントゥー系諸族]]の混血民族の総称{{要出典|date=2009年8月}}。約75万人{{要出典|date=2009年8月}}が該当。それぞれが独立した小王国を形成していたが[[17世紀]]末にできた[[クラン]]([[アボンガラ]])によって統合された
 
== 特徴 ==
シャリ川上流からナイル川中流、コンゴ川中流地域に分布。[[ツェツェバエ]]の分布地域であるため、[[牧畜]]はしておらず、[[狩猟]]、[[漁労|漁撈]]、[[焼畑農業]]などを営む。[[スーダン型気候]]の[[サバンナ]]と[[ギニア型気候]]の湿林の境界線上に位置している。[[シコクビエ]]、[[ソルガム]]、[[トウジンビエ]]、[[トウモロコシ]]、[[ササゲ]]、[[ゴマ]]などを伝統的に栽培していたが、19世紀末には[[ラッカセイ]]、[[キャッサバ]]、[[サツマイモ]]などが移入され、重要な耕作資源となっている。
 
== 特徴呼称 ==
[[エドワード・エヴァン・エヴァンズ=プリチャード|エヴァンズ=プリチャード]]が研究対象としたことで知られ、呪術的な独特の[[まじない]]を宗教文化に取り入れており[[摩擦板]]の[[託宣]]や[[毒物]]の託宣などを行う。
'''アザンデ''' (Azande) とも呼ばれるが、接頭辞の「ア」が「族」の意味を持つ。そのため、「ザンデ族」または「アザンデ」と呼ぶ。
 
== 分布 ==
[[スーダン型気候]]の[[サバンナ]]と[[ギニア型気候]]の湿林の境界線上に位置している。シャリ川上流からナイル川中流、コンゴ川中流地域に分布。
 
== 歴史 ==
それぞれが独立した小王国を形成していたが[[17世紀]]末にできた[[クラン]]([[アボンガラ]])によって統合された。
 
== 産業 ==
シャリ川上流からナイル川中流、コンゴ川中流地域に分布。[[ツェツェバエ]]の分布地域であるため、[[牧畜]]はしておらず、[[狩猟]]、[[漁労|漁撈]]、[[焼畑農業]]などを営む。[[スーダン型気候]]の[[サバンナ]]と[[ギニア型気候]]の湿林の境界線上に位置している。[[シコクビエ]]、[[ソルガム]]、[[トウジンビエ]]、[[トウモロコシ]]、[[ササゲ]]、[[ゴマ]]などを伝統的に栽培していたが、19世紀末には[[ラッカセイ]]、[[キャッサバ]]、[[サツマイモ]]などが移入され、重要な耕作資源となっている。
 
== 言語 ==
* [[ザンデ語]]
 
== 宗教 ==
[[エドワード・エヴァン・エヴァンズ=プリチャード|エヴァンズ=プリチャード]]が研究対象としたことで知られ、呪術的な独特の[[まじない]]を宗教文化に取り入れており[[摩擦板]]の[[託宣]]や[[毒物]]の託宣などを行う。「[[トゥール (アフリカ神話)|トゥール]]」(Tule)と呼ばれるクモの姿をしたトリックスターが信仰されており、西アフリカの[[アナンシ]]や南部アメリカの[[ブレア・ラビット]]との類似性がプリチャードによって指摘されている
 
==関連項目==
*[[ラファイ]]