「海の上の診療所」の版間の差分

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医師が常駐しない「無医島」の多い[[瀬戸内海]]では、本土の病院並みの機能を擁する巡回診療船「海診丸」が、医師や看護師を乗せて無医島を定期的に巡回。経費の節減を絶えず求められながらも、遠く離れた本土での治療が困難な島民の診療、外科手術、健康診断、救急患者への一次対応など、多岐にわたって活躍している。
 
その海診丸が久々に採用した新任の医師は、[[北海道]]出身で独身の若手外科医・瀬崎航太([[松田翔太]])。診察などで出会った美しい独身女性(ドラマ上の[[マドンナ]])にすぐ惚れたり、他人からおだてられるとすぐ調子に乗ったりする性格のせいで、採用当初は周囲から医師としての資質に疑念を持たれる。それでも、巡回先の島でマドンナに出会うたびに、彼女を取り巻く医療・健康問題を解決するために奔走。「船を下りてマドンナと結婚する」という思惑を秘めながら、医師としての知識や腕前を駆使することによって、患者の病気やケガ怪我ばかりか「心の傷」も次々と治していく・・・
 
== キャスト ==
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:演 - [[松田翔太]]
:年配者から若年層まで、あらゆる年代の女性に優しい態度を見せる[[フリーランス]]の[[外科医]]。ある事情で自分を追い掛け続ける女性・輝から逃れようと、自身の嫁探しを兼ねて、離島での医療に携わろうと海診丸に着任した。的外れに見える診療や、治療に必要と思われる薬を出さない方針に、看護師の戸神からは着任早々医師としての資質に疑念を持たれる。それでも、医師として確かな知識と腕前を持つため、結果として患者の症状の治癒につながっている。
:停泊する島々で診察などを通じて若く美しい独身女性(マドンナ)と出会うたびに、「マドンナと結婚したい」との思いが強いあまり、他の乗員を前に「今日限りでこの船を降りて島で暮らします」と宣言してしまう。しかし、「マドンナ」に婚約者がいることが分かったり、さまざまな事情で「マドンナ」と別れたりすると、「もう船を降りるなんて言いません。これからは治療に専念します」と言いながら船内で激しく落ち込む。そのような行動を繰り返すうちに、「海診丸にずっといたい」と思うようになったが、さまざまな事情が重なったために自分の意思でいったん下船。しかし、他の乗員たちの計らいで、やがて再び海診丸に戻った <ref group="注" name="最終話">最終話エピソードより。</ref>。
;戸神 眞子(とがみ まこ)〈23〉
:演 - [[武井咲]]
:[[看護師]]。初対面で風呂上がりの姿をたまたま航太に見られたことから、彼に向かっていきなり跳び蹴りを食らわすという「最初の最悪の出会い」を経験する。その後は、航太の突発的な意味不明な行動に振り回されながらも、事あるごとに彼の頭を[[スリッパ]]ではたいて諌めている。このようなやり取りを繰り返すうちに、航太と両想いの関係になった<ref group="注"> name="最終話エピソードより。<" /ref>。
:[[プリン]]が大の好物。他の乗員や顔馴染みの患者・島民からは、「眞子ちゃん」という愛称で呼ばれるほど可愛がられている。ただし、かつて警察から目を付けられるほどの不良少女だった名残で、怒らせると怖い。また、道理に合わないことへ遭遇すがあると、自分より年上の人間であっても手厳しい言葉を投げ掛ける。
;内村 葵(うちむら あおい)〈39〉
:演 - [[藤原紀香]]
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:演 - [[荒川良々]]
:事務長で葵の夫。海診丸の最高責任者として、半年間の医師募集の末に着任した航太を引き留めようと手を尽くす。事あるごとに船内の経費の使い方などに目を光らせる一方で、船を運営する病院の幹部には頭が上がらない。
:院内で船の運営を停止する方針が検討されるようになってからは、運営を続けるために上層部の命令で、やむなく航太へ解雇を通告。しかし、航太の下船後に解雇の事実が他の乗員へ知れ渡ったために、難しい対応を迫られる<ref group="注"> name="最終話エピソードより。<" /ref>。
;山中カルロス洋平(やまなか カルロス ようへい)〈30〉
:演 - 植野行雄([[デニス (お笑いコンビ)|デニス]])
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:演 - [[寺島進]]
:船長兼料理長。「[[近鉄花園ラグビー場|花園]]の暴走機関車」と呼ばれた元[[ラグビー|ラガーマン]]で、子だくさんの父親。航太が「今日限りでこの船を降ります」と口走るたびに、送別会を開こうとする。その一方で、海診丸のブログに対するアクセスランキングの動向を気にしている。
 
=== その他 ===
;羽鳥 輝(はとり ひかる)〈年齢不詳〉
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:演 - [[麻生祐未]]
:北海道で小料理屋を営む航太の母親。海診丸に乗船中の航太から、頻繁に手紙を送られている。
:常連客の高瀬と男女の関係になった末に妊娠したことから、2013年中に小料理屋を畳むことを決意。常連客からの連絡で母が「重い急病にかかった」と勘違う口実でした航太へ呼び寄せに戻っあげくときに、高瀬との再婚を認めさせた<ref group="注"> name="最終話エピソードより。<" /ref>。
;高瀬 信吉(たかせ しんきち)
:演 - [[鉄拳 (お笑い芸人)|倉科岳文]]
:小料理屋の常連客で、坊主頭にハンチング帽がトレードマーク。妊娠させた玲子との結婚を認めてもらおうと、子どもの頃から顔なじみだった航太へ頭を下げた<ref group="注"> name="最終話エピソードより。<" /ref>。
 
=== ゲスト ===
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:演 - [[水野美紀]]
:誉島診療所の医師。血管外科の専門医で、航太の研修医時代の指導医でもあった。「島内で医師が常駐していれば助かっていた命もある」という父との約束で、医師として島に診療所を開く。
:診療所を開業してから3年後に、翌年から集団検診を受け持つ誉島の住民の情報を得ようと診療所を訪れた航太と再会。表向きには「東京の大きな病院の血管外科から誘いを受けたために、診療所を閉めて東京へ戻ることを決心した」と周囲に語っていたため、親代わりになっていた久松の厳しい非難に遭う。しかし実際には、目の病気にかか下垂体腫瘍を患っていており、手術の執刀に支障を来しかねないほど視野狭窄低下し始まっていた。
;池上 信吾
:演 - [[東根作寿英]]
:誉島診療所事務員。晴子の目の病気のことを知りながらった後も、彼女の再出発を応援する。
;久松 靖男
:演 - [[清水紘治]]
:晴子の父が亡くなってから、彼女の親代わりとして尽力。しかし、晴子が目の病気脳腫瘍にかかっていることを知らないまま、自ら開業に携わった診療所を3年で閉鎖することを「中途半端な状態で投げ出すのか」と非難。晴子が東京へ戻ることにも反対していた。
;久松 洵子
:演 - [[赤座美代子]]
:靖男の妻。晴子の送別会の途中に、彼女への非難を始めた靖男を止めようとして、大腿動脈瘤の破裂で昏倒。海診丸に運ばれる。
 
==== 最終話 ====
;藤井 真希
:演 - [[高橋ひとみ]]
:医療法人汐友会瀬戸内翔洋病院副理事長で、みちるの母親。かつては日内の直属の上司だったが、赤字で苦しんでいた病院を黒字に転換させた功績が認められたことから、副理事長にまで昇進。日内には電話で経費の節減ばかりか、契約期間の満了を理由に航太の解雇を命じる。
:翌年以降の海診丸の運営について理事会で検討することになったため、航太が下船した直後に海診丸を視察。「経費のかかる海診丸の運営を続けるより、本土の病院の施設を充実させた方が離島の患者を救える」という私見および理事の意見を乗員に披露通告したところ、日内を含む全員から抗議の目的で辞表を出される。いったんは辞表を受理したものの、乗員総動員で島内の火故による傷病者の対応に当たったことを機に、理事会での検討を見送る。
;中澤 典夫
:演 - [[中丸新将]]