「森博達」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m ボット: 言語間リンク 1 件をウィキデータ上の d:Q11539340 に転記
Sekai s2 (会話 | 投稿記録)
4行目:
[[上代日本語]]と古代の[[中国語]]文交渉史を主な研究としている。論考『古代の[[音韻]]と日本書紀の成立』([[大修館書店]]、[[1991年]])で、第20回[[金田一京助博士記念賞]]([[1992年]])を受賞。
 
『[[日本書紀]]』30巻に用いられている[[漢文]]の用法から、α群(巻14-21、24-27)とβ群(巻1-13、22・23、28・29)に区分した。α群はおおむね正確な漢文で書かれているのに対し、β群は倭習(漢文の誤用、奇用[[和習]]・和臭・倭臭)が多く見られることから、前者を渡来人の執筆、後者を日本人の執筆と定義した『日本書紀の謎を解く <small>述作者は誰か</small>』([[中公新書]]、[[1999年]])で第54回[[毎日出版文化賞]]([[2000年]])を受賞した。
 
12年後に、[[国語学]]の視点から新たな知見を入れた続編『日本書紀 成立の真実 <small>書き換えの主導者は誰か</small>』([[中央公論新社]]、[[2011年]]11月)を上梓し問題提起を試みている。