「探偵物語」の版間の差分

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松田が担当した予告編ナレーションも回を重ねるごとにエスカレートし、後半はあらすじがまともに紹介されず、舞台裏の事情、愚痴、共演者の悪口、松田自身の近況報告に終始するなど、放映当時としては画期的な楽屋ネタの連発となった。
 
ちなみに楽屋ネタは予告編だけでなく、ドラマ本編においても頻発した<ref>第17話での「お前ら、来週から来なくていい。プロデューサーさんにそう伝えとくわ」、第25話での「あと2回だと思うとファ〜ッとやる気が落ちるんだよ」など。</ref>。但し、最終回は一転してシリアス色が極めて強いストーリーが展開された。予告も松田、成田、山西、監督の小池要之助の4人の撮り下ろを被写体に挨拶コメントという楽屋ネタ極北とも言うべき内容だっただけに、視聴者に与えたインパクトは大きいものがあった。
 
局側は原案通り当初ハードボイルド路線企画意図のひつは「番組『[[大都会 PARTIII(テレビドラマ)|大都会]]』のようなシリーズで確立されたハードアクション路線の決定打」というものであり、局側は企画案通りのハードボイルド路線を制作側に要求していたが、結果的には松田の演技志向が優先され、『大都会』とは全く異なるコミカル・アクション路線にアドリブ演技交わるテレビドラマとなっ前面に押し出された。
 
ちなみに第3話では珍しくカーチェイスシーンがあり、そのシーンにて工藤が「おいおい、まるで『大都会 PARTIII』じゃないか!」と前番組の余韻を皮肉るアドリブが飛び出していた。この第3話は最初に撮影され、当初第1話として放送予定であったのだが、後発の村川透監督の作品が「こちらの方が今の時代に合う」というプロデューサー全員の一致した意見で放送順が変えられた経緯がある。
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一方、放送初期の視聴率は20%前後という高い水準で推移していたものの、中盤以降は10%台前半にまで大きく数字を落とすこととなり、当時アクション路線を強調していた[[日本テレビ火曜9時枠連続ドラマ|日本テレビ火曜夜9時枠の作品]]としては異色作扱いされ、一時マイナー作品として見られていた。
 
だが松田が亡くなった直後に追悼企画として再放送<ref>再放送時、局によっては「[[ソープランド|トルコ風呂]]」のセリフを無音修正したり、エンディングに[[トルコ|トルコ共和国]]とは異なる旨のお断りコーションテロップを表示していた。</ref>されたのを機に新規のファンを増やす事となり、ついには松田の入門的かつ代表的作品となった。今なお[[#パロディ・オマージュ|この作品を模したパロディや影響の色濃いを受けた作品]]が見受けられるなど、その影響は大きい。
 
=== 登場人物 ===