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== リュートの歴史と変遷 ==
=== ルネサンス初期までのリュート ===
すでに[[サーサーン朝]][[ペルシア]]において、原型となる楽器が用いられていた。滴型の本体と後ろに折れたヘッドを特徴とし、基本的にリュートと同じ形をしている。四弦で、小さな[[撥]]を用いていたようである。「[[{{仮リンク|バルバット]]|en|Barbat (lute)}}」と呼称されていたらしく、これが西伝してリュートになったといわれる。一方、東伝したものは[[後漢]]の頃中国に入り、最初「胡琴」と呼ばれたが、[[ウイグル語]]からの音訳で[[琵琶]]となったらしい。[[奈良時代]]に日本にもたらされた。
 
リュートが[[ヨーロッパ]]に最初に現れたのは中世で、[[十字軍]]によって[[中東]]からもたらされたとか、[[スペイン]]の[[イスラム教徒]]と[[キリスト教徒]]の分裂を横断して運ばれたなどの説がある。当時のリュートは4コースまたは5コースで、撥で弾いていた。15世紀頃までのリュートは博物館等に残存しているものが少なく、その後のものに比べて楽器の形状や奏法、レパートリーなどについてはわからない点も多い。