「カナダバルサム」の版間の差分

加筆
m (ボット: 言語間リンク 13 件をウィキデータ上の d:Q767912 に転記)
(加筆)
'''カナダバルサム'''(canada balsam)(canada balsam) とは、アメリカ合衆国東部およびカナダに広く産するバルサムモミ(''Abies balsamea'' L. またはBalsam fir)などから採取される[[天然樹脂]]の一種で、[[松脂]]に似た性状をもつ粘りのある液体である。色はハチミツ状の淡黄色から薄い茶褐色透明を呈する。[[光学]][[ガラス]]の接合や[[プレパラート]]への試料封入に用いられる他、特有の芳香(松脂に類似しており、一般にバルサム臭と称される)を利用して[[アロマテラピー]]・[[香料]]などに用いられる。
 
== 製法 ==
 
== 用途 ==
[[屈折率]]1.552程度でありと高く、[[クラウンガラス]]の屈折率に近い。そのため光学ガラスやレンズの接合に用いられた。この用途においては淡黄色に着色が発生し、経年劣化によってその程度が進行すること・耐候性がやや劣ること・加熱で軟化させて作業を行う必要があるため光硬化樹脂と比較して作業性が劣り、特に複数枚レンズの接合作業が困難となることなど(この特性は逆に接着面をはがす必要がある場合にはメリットとなる)から合成樹脂系に代替されてしまった。
 
なお有機溶剤やアルコール類に溶解することから、光学やプレパラート封入用に市販されているものには[[キシレン]]などで薄め、粘性を低下させて扱いやすくしたものがある。
5,054

回編集